実現楽しみ!

A380は2021年をもって生産終了

 総2階建ての胴体をもち、「世界最大の旅客機」としてデビューしたものの、その大き過ぎるキャパシティの問題などからヒット機とはならず、2021年をもって生産終了したエアバスの「A380」。運用機数が年を追うごとに減少する時勢のなか、同型機を用いて「民間航空業界に革命(revolutionising commercial aviation)」を起こそうとする航空会社「グローバル・エアラインズ」が、就航にむけ準備を進めています。


グローバル・エアラインズのエアバスA380のイメージ(画像:グローバル・エアラインズ)。

 グローバル・エアラインズはこの機を活かして長距離国際線市場に参入し、2024年春までに大西洋横断便を開設する計画であるほか、近い将来さらに多くのA380の導入も示唆しています。客席は471席で、ファーストクラス・ビジネス・エコノミーの3クラス構成の予定。同社はA380について「比類のない快適さとユニークな旅行体験をもたらす」とアピールしており、機内仕様やサービスなども同型機の巨大さを生かした”特別感”のあるものになると予想されています。

 2023年11月にグローバル・エアラインズは、航空機整備会社であるJETMSと契約を締結。内装の設置が実施される予定で、ファーストクラスと思われる客室イメージも公開されています。