群雄割拠のプレミア、上位争いは過去最高レベル アルテタ主張「過去との比較は無駄」
開幕10試合で3チームが勝ち点24獲得、プレミアリーグ史上初の出来事に
イングランド1部プレミアリーグの優勝争いは過去に例を見ないほどのハイレベルなものとなっているようだ。
優勝候補の一角であるアーセナルのミケル・アルテタ監督は「過去との比較は時間の無駄だ」と群雄割拠のタイトル争いについて語っている。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じた。
プレミアリーグは開幕から全チームが10試合を消化。8勝2分と無敗で勝点26を積み上げたトッテナムが首位に立ち、7勝3分と同じく無敗で同24のアーセナルがその背中を追いかける。さらに王者マンチェスター・シティも8勝2敗でアーセナルと同勝点で3位につけ、以下7勝2分1敗のリバプールが同23で4位、7勝1分2敗のアストン・ビラが同22で5位と僅差で続く。
そして開幕10試合で3チームが24ポイント以上を獲得したのはプレミアリーグ史上初の出来事。その競争の激しさを物語っている。第11節ニューカッスル戦に向けた前日会見に臨んだアーセナルのアルテタ監督は「この5年間で起きたことは前例がない」と近年のリーグレベルの向上について語っている。
「これだけの勝点やチームのレベルはいまだかつてなかった。そしてレベルの高いチームはますます増えている。もはや過去との比較は時間の無駄だ」
ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティが3連覇中だが、アルテタ監督はリーグでの戦いの厳しさは「以前とは全く異なる」といい、「日々求められる要求はこれまでとは別の領域に達している」と主張していた。
アーセナルが最後にリーグ制覇を成し遂げたのは2003-04シーズン。アルテタ監督の下で躍進する“ガナーズ”は過去に例のない熾烈な争いを勝ち抜き、20年ぶりの栄冠を手にすることができるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)