©︎IMAGO/Pixsell

 トッテナム・ホットスパーは将来にむけた投資として、ルカ・ヴシュコヴィッチを獲得した。ただ実際にチームに加入するのは2年後の見通しとなっている。現在ドーピング疑惑による追放処分に対して法的措置を講じている、ハンブルクのマリオ・ヴシュコヴィッチを兄にもつ16歳は、ユース時代よりクロアチアの名門ハイデュク・スプリトに所属しており、UEFAユースリーグにクロアチア人選手として最年少出場、そして最年少得点記録ももつなど、将来を大いに嘱望されている逸材だ。16歳の誕生日にプロ契約を締結して、その2日後にトップチームデビュー。それ以来これまで11試合に出場して1得点をマークしており、またクロアチアユース代表としても各世代別で常に名を連ねてきた。

 そんなヴシュコヴィッチに対してはパリ・サンジェルマンやFCアーセナル、マンチェスター・シティなど、名だたるビッグクラブからの関心が寄せられていたものの、トッテナム・ホットスパーがハイデュク・スプリトとの合意を正式に発表。ただし契約内容に関する詳細は明かされていない。両国のメディアによればおよそ1400万ユーロで、193cmのCBが実際にトッテナム入りするのは2年後のことだが、それまでのプランについては不明。クロアチアの雑誌『Sportske Novosti』は、彼が現在のクラブに残るのは冬までで、その後は他のクラブでより強いリーグでプレーの練習と経験を積むとの見方を示している。