「やれる男。頑張りました」球界OBが「使わないならトレードに出して」とプッシュしたDeNAの若手が奮闘！CS進出のキーマンになるか
徐々に出場機会を増やしている知野。チャンスをものにして、さらにチームを勢いづけたいところだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
DeNAは4位巨人とのゲーム差は1.5となかなか引き離せていない。正念場が続く中、ここに来てチームに勢いをもたらす救世主が登場した。
現役時代にロッテで活躍した里崎智也氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。動画内で先週末に行われたDeNA対ヤクルト戦を振り返り、8日の試合で先制ホームランを打ったDeNAの知野直人について、「初回、知野が（３日の巨人戦での）代打満塁ホームランからの2打席連続ホームラン」と名前を挙げた。
【動画】３日の巨人戦では２回に知野が井上から代打逆転満塁弾を放つ、大きな仕事をやってのけた
知野は3日の巨人戦で2回に代打で打席に立ち、井上温大から満塁ホームランを放っている。5〜7日の広島戦では代走から守備につくなど出場機会はあったものの打席に立つことはなかった。実に5試合ぶりとなった打席で2打席連続ホームランを記録。スタメンが確約された選手ではなく、毎打席が勝負の打席になる知野。パンチ力はもちろん、勝負強さを見せつけた。
また、里崎氏は「知野は使えればいけるから、使わないならトレードに出してあげたほうがいいと言っていたからね」と口にして「やれる男。頑張りました」と絶賛し、「良い形で打ったっていうところがDeNAにとってもこのAクラス争い。知野の存在、めちゃくちゃ大きいんじゃない」とCS進出のキーマンになる可能性を示唆した。
知野は守備固めや代走での出場が多く、まだ今シーズンは24打席しか立っていない。現在、打率.263とまずまずではあるが、出塁率.417、OPS1.048と非常に高い。足が速く、内野の全てのポジションを守れるユーティリティープレイヤーとして評価されてきた知野。長打力だけではなく、選球眼も良く、打撃面でもここ最近存在感を発揮している。
怪我のリスクが高いため、宮粼敏郎は様子を見ながらの起用が続く。また、ソトはシーズン終盤ではあるものの、なかなか状態が上がらない。内野陣に不安定さが残るDeNAではあるが、知野がその不安を払拭して、CS進出に導いてくれるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
