大宮が秋元氏と双方合意での契約解除を発表した。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 J2の大宮アルディージャは8月26日、秋元利幸フットボール本部強化部長との契約を、双方の合意に基づき解除すると発表した。

 埼玉県出身の秋元氏は、大宮東高、早稲田大、大塚製薬徳島ヴォルティスで選手としての経歴を持ち、その後、大宮で広報やグローバル推進マネージャーなどを歴任。2021年12月にフットボール本部強化部長に就いていた。

 大宮は今季、J2第9節のザスパクサツ群馬戦から6連敗で15戦未勝利となるなど、下位に低迷。5月には相馬直樹前監督が退任し、ヘッドコーチだった原崎政人監督が昇格していた。

 そのなかで現在、J2第32節終了時点で7勝5分20敗で最下位。21位のツエーゲン金沢とは勝点6差、残留ボーダーラインの20位・いわきFCとは同8差がつき、クラブ初のJ3降格の危機に瀕している。
【PHOTO】試合終了直前までチームを信じ続けた大宮アルディージャサポーター!
 今回の退任に当たり、秋元氏は以下のコメントをしている。

「これまでサポーター、スポンサーの皆さまをはじめとするクラブのステークホルダーの皆さまから多大なるご支援ご声援をいただいたにもかかわらず、結果を出すことができずに、申し訳ない気持ちで一杯です。

 私自身も体調を崩してしまい、体調の回復に努めながらクラブと協議を進めてまいりましたが、大宮アルディージャを退団することになりました。約23年間このクラブで過ごした時間は、私の人生において貴重な財産です。この先も大宮アルディージャを応援し続けます。ありがとうございました」

 なお、後任は未発表となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部