エ軍打線の問題で不可能か 大谷翔平のMLB本塁打王、元選手が激論「彼にプロテクションはない」
大谷翔平とオルソンのメジャー本塁打王争い
米大リーグで今季最も多くの本塁打を放つのは誰か、MLB専門局で激論が交わされている。エンゼルスの大谷翔平投手か、ブレーブスのマット・オルソン内野手か。両リーグのトップを走る2人のスラッガーを元メジャーリーガーたちが比較。「ショウヘイにはプロテクションがない」「ショウヘイじゃないほうに賭けることはしない」などと意見が分かれている。
大谷が8試合、34打席ノーアーチと足踏みしている間にオルソンが一気に追い抜いた。10日(日本時間11日)の敵地パイレーツ戦で40号ソロを放ち、大谷と並んで両リーグトップに立ったオルソン。12日(同13日)に敵地で行われたメッツとのダブルヘッダー第1戦では2打席連発。42号で大谷に2本差をつけた。
リーグが異なるためタイトル争いには影響しないが、すでに40本の大台に到達している2人のスラッガーにMLB専門局「MLBネットワーク」も興味津々。「ショウヘイ・オオタニかマット・オルソン、今季どちらがより多くの本塁打を放つか?」と記し、番組内で交わされた議論の様子を公式X(旧ツイッター)で公開した。
2007年サイ・ヤング賞のメジャー通算152勝右腕ジェイク・ピービー氏は、オルソンに票を投じた。理由は、勝負を避けられないように後ろに強打者を置く「プロテクション」の有無。メジャーダントツのチーム本塁打数を誇るブレーブスの強力打線と比べ、「ショウヘイにはプロテクションがない」とエンゼルス打線の問題を指摘した。
一方、大谷を推したのはカージナルスなどでプレーした元内野手のゼイビア・スクラッグス氏。「ここ3年間で学んだのは、ショウヘイじゃないほうに賭けることはもうしない、ということだ。彼が初めてここに来た時に『投打両方はできない』と言ったような奴に僕はならない。オオタニに『できない』と言ったりはしない。君なら本塁打王になれる!」と力説した。
米スポーツブックメーカー「ポインツベット・スポーツブック」の番組で司会や解説を務めるアリエル・エプスタイン氏は、オルソン寄りのオッズに言及。大谷の登板日は本塁打が減ることを指摘し、打者のみのオルソンが有利とした。
(THE ANSWER編集部)