トライアンフSPEED400、SCRAMBLER400の左オフィシャル画像!【What′s New】(What′s New)

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6月28日発表当時、なぜか左側の画像が見つからず、
気がつけばプレスサイトに左も揃っていたのでピックアップ!

去る6月28日に発表になったトライアンフの400ccクラス、DOHC水冷4バルブ単気筒のSPEED 400、バリエーションのSCRAMBLER 400 X 。
RIDE HIでも発表当日に発表資料を元に画像やスペックを開示したが、なぜか左側の画像がスタジオ写真から走行シーンまで見当たらなかったのだ。

それが最近になってジャーナリスト向けプレスサイトをチェックすると、すべての車種から走行シーンまで左側の画像を見つけることができた。
マフラー側のエンジン右側と同じく、DOHCの挟み角が狭いコンパクトなヘッドが確認できる。
SPEED 400とSCRAMBLER 400 Xでは、ライディングポジションからステップ位置が異なり、リンケージ付きシフトペダルとダイレクトなシフトペダルとの違いも確認できた。
おそらく量産パーツの装着が、撮影までに間に合わなかったのかも知れない。

このプロジェクトはかねてからインドの「バジャージ」との提携で進められてきた。
インドではロイヤルエンフィールドが350ccスポーツで大きなシェアを持ち、対抗してホンダもGB350を投入したが、どちらも空冷単SOHC気筒。
そこへトライアンフは水冷でDOHCの4バルブ単気筒で400ccと、パフォーマンスでひとクラス上のスポーツを投入してきた。

SPEED 400はひと目でわかる、トライアンフが成功させてきたバーチカルツインのモダンクラシック系ロードスターに属したデザイン。
またトライアンフがミッドセンチュリー(1950年代)に成功を収めたスクランブラーの流れを受け継ぐSCRAMBLER 400 Xも、まさに時代の寵児としてニーズに応えてラインナップされた。

この2モデルとも、トライアンフの本拠地である英国ヒンクレーで企画・設計されている。
エンジンは水冷でDOHC、4バルブでボア89mm、ストローク64mmでライバルのようにロングストロークではない。
またラジエーターはフレームのダウンチューブ前にマウントされ幅の狭さから目立たない。

398ccの排気量なので40PSとパワーも350ccよりひとクラス上だ。
ミッションは6速、シフトダウンで後輪ホッピングを抑えるスリッパークラッチを備えている。
特徴的なマフラーはこのバイク特有の個性的なサウンドを聴かせるという。

フレームは鋼管クレイドルタイプで、シートレールはボルトオン形式。
フロントフォークはスポーティな走りのため43mmの大径ビッグピストンを内蔵した倒立タイプ。
リヤサスはリザーバー付きモノショックで、前後17インチホイールだ。

前輪19インチのスクランブラーモデルは
サスのストロークなど仕様も異なる

SCRAMBLER 400 Xは、長いホイールベース、ストロークの長いサスペンション(前後とも150mmストローク)、大径19インチのフロントホイール、ワイドハンドルバーを採用。
これらの仕様で非舗装路面での走行で安定性とコントロール性を高めている。

またSCRAMBLERらしいサバイバルで堂々としたライディングポジションを具現化。
さらに大きめの鋳鋼製ブレーキペダルとハイグリップフットペグをより低く設定、そしてより広く配置することで、オフロード走行時に自然なスタンディングポジションをとりやすい設計となっている。
フロントブレーキディスクはSPEED 400の300mm径に対し、 SCRAMBLER 400 X は320mmへ大径化、パッド構成を最適化することで、あらゆるコンディションで扱いやすいコントローラブルな安心の制動性能を可能にしている。

SPEEDもSCRAMBLERも、3色のカラーバリエーション

SPEED 400・SCRAMBLER 400 Xには、ご覧の3色がカラーバリエーションとして用意されている。
またプレスサイトには、当初2023年末に世界へデリバリーされるとあったのが、2024年の早い時期となっていた。何れにしても価格と共にまだ詳しい情報は開示されていない。

SPECSpecificationsTRIUMPH SPEED 400 / SCRAMBLER 400 X
()内はSCRAMBLER 400 Xエンジン水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒総排気量398ccボア×ストローク89.0×64.0mm圧縮比12対1最高出力29kW(40PS)/8,000rpm最大トルク38Nm/6,500rpm変速機6速フレーム鋼管クレイドルフレーム車両重量171kg(180kg)キャスター/トレール24.6°/102mm(23.2°/108mm)サスペンションF=テレスコピック倒立
R=スイングアーム+モノショックタイヤサイズF=110/70 R17(100/90 R19)  R=150/60 R17(140/80 R17)全長/全幅/全高2,055/795/1,075mm(2,115/825/1,190mm)軸間距離1,375mm(1,420mm)シート高790mm(835mm)燃料タンク容量13L価格未定

RIDE HI(オリジナルサイト)で読む