レアル・マドリーを退団したアザールの新天地は…。(C)Getty Images

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 鎌田大地の新たな戦いの場はどこになるのだろうか。加入間近と目されていたミラン行きの線がきわめて薄まり、現在はローマをはじめ、インテルやガラタサライといった複数のクラブが受け皿候補としてメディアを賑わせている。

 2022−23シーズンかぎりでフランクフルトを退団したその日本代表MF同様、新天地がなかなか決まらないフリーの注目選手は少なくない。何人か挙げてみよう。

 まずはコートジボワール代表のFWウィルフリード・ザハだ。6月末まで所属したクリスタルパレスから週給20万ポンドの新契約を提示されているが、ラツィオ、フェネルバフチェ、さらにはサウジアラビアのアル・ナスルからもオファーが届いているようで、本人が熟考を重ねているようだ。

 マンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了した元スペイン代表GK、ダビド・デ・ヘアも動向がはっきりしない。大幅な減俸を受け入れた場合はマンU残留の芽もあるといわれるが、同クラブの指揮官エリク・テン・ハーフがアンドレ・オナナ(現インテル)の獲得を熱望。12年を過ごしたマンチェスターに別れを告げる可能性が小さくない。
 
 デ・ヘア同様にプレミアリーグのメガクラブ経験者なら、ジェシー・リンガード(前ノッティンガム・フォレスト)、アレックス・オクスレイド=チェンバレン(前リバプール)、ルーカス・モウラ(前トッテナム)あたりの新天地も気になるところ。リンガードとルーカスはMLSあるいはサウジアラビアへの参戦が噂されるが…。

 ビッグネームを挙げれば、4月にオリンピアコスを退団したコロンビア代表のMFハメス・ロドリゲスが先日、マイアミを旅行した様子をSNSにアップ。今夏、インテル・マイアミに加入したリオネル・メッシ、セルヒオ・ブスケッツとともにプレーすることになるのか。ファンの憶測を呼んでいる。ちなみに、インテル・マイアミにはセルヒオ・ラモス(前パリSG)、エデン・アザール(前レアル・マドリー)、ジョルディ・アルバ(前バルセロナ)の獲得説も。

 他にも、スペイン代表歴を持つFWアダマ・トラオレ(前ウォルバーハンプトン)、コロンビア代表のDFジェレミー・ミナ(前エバートン)、21ー22シーズンのリーグ・アンで21ゴールを叩き出したフランス人FWのムサ・デンベレ(前リヨン)、昨季のリーグ・アンで6ゴール・7アシストを記録したコートジボワール代表のFWジョナタン・バンバ(前リール)など興味深いフリーエージェントが目白押しだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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