大谷翔平にしかできない“変則3冠”の可能性 6月の絶好調で米識者が期待「打撃2部門と投手の…」
米識者やデータ分析会社が早くも注目
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)の敵地ロイヤルズ戦で2戦連発の24号逆転2ランを放ち、5-2の勝利に貢献した。7日(同8日)のカブス戦から始まった13連戦が終わり、この間は打者として46打数20安打で打率.435、9本塁打、17打点と驚異的な数字をマーク。チームをプレーオフ圏内に押し上げる原動力になった一方で、個人成績も一気に上げた。打撃3冠の可能性に注目する米記者も現れる中、大谷にしかできない“変則3冠”への期待をかけている。
勢いがとどまることを知らない最近の大谷のバット。本塁打数は両リーグ含めてトップの24本となった。昨季のア・リーグ本塁打王で、今季もキングの座を争うと見られていたヤンキースのジャッジが故障者リスト入りしたこともあり、1強ムード。同時に打点、打率も上昇してきている。
カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シャイキン記者は17日(同18日)のエンゼルスの試合が終わった時点で自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニの3冠王ウォッチ」とつづって成績を紹介。リーグトップの本塁打は18日の一発で24本となり、2打点加えた打点も58として単独トップとなった。打率はやや下げて.2996としたが、それでもリーグ8位。.320でトップのヘイズ(オリオールズ)とは離れているが、絶望的な差ではない。
そんな中、米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」の公式ツイッターは「ショウヘイ・オオタニは本塁打、打点、塁打、長打、長打率、あとおそらく他の何かでもメジャートップに立っている」とつづると、カブスのデータサイエンティストを務めるジェレミー・フランク氏がツイッターで反応。「打撃の3部門中2部門と、投手の3部門中1部門でトップになったら3冠王になる?」と大谷でしか成し得ない“変則3冠王”の定義について言及している。
(THE ANSWER編集部)