コストコで販売されている『ティラピア切り身』はご存じでしょうか。

海外で盛んに養殖されている淡水魚「ティラピア(ナイルティラピア)」のフィレを冷凍したものが9切れ入っています。聞き慣れない魚ですが、ムニエルにするととてもおいしいですよ。以前にもご紹介したことがありますが、だいぶ時間が経ちましたので、改めて取り上げておきましょう。

『ティラピア切り身』の価格は?

こちらがコストコの冷凍食品コーナーで販売されている『ティラピア切り身(FARMED TILAPIA LOINS)』(品番:417370)。コストコPB・カークランドシグネチャー(KIRKLAND Signature)印の商品で内容量は1.13kg、お値段は2,678円(税込)です。購入したものには9切れ入っていまして、コスパ(単価)は100gあたり237円、1切れ(126g前後)あたり298円となります。

以前にご紹介してから(当時は価格の記載なし)かなり時間が経っていますので、改めて取り上げておきましょう。

ティラピアって?

『ティラピア(ナイルティラピア)』はスズキ目カワスズメ科の淡水魚なんだそう。日本ではあまり聞き慣れませんが、世界的にはよく食べられている魚とのこと。本品は、インドネシアで養殖されたものをコストコが輸入。皮、骨をトリミングしたフィレ(切り身)が1切れずつ個包装になっています。

『ティラピア切り身』の解凍・調理方法は?

冷蔵庫での自然解凍が推奨されています。袋に入ったままバットに入れ、冷蔵庫に8〜10時間おけば解凍完了。袋から取り出し、ドリップをキッチンペーパーなどで吸い取りましょう。

これをソテー(ムニエル)にしてみます。塩、こしょうを振って白ワインをかけ、10分程度置いてから、キッチンペーパーで水気を取り、小麦粉をまぶして焼きます。

熱したフライパンにオリーブオイルを引いて、バターを溶かし、切り身を投入。4分程度焼いてから、ひっくり返してフタをし、3分程度加熱。これでできあがり。

『ティラピア切り身』はどんな味?

お皿に盛り付けたら、フライパンに残ったソースもかけちゃいましょう。レモンを絞って、いただきます!

表面はカリッとしつつも、内側はふんわりとした食感。身がホロホロと崩れていき、淡泊ながらもじんわりとうまみが広がってきます。バターのコクとシーズニングの味付けで、十分に満足感を得られますね〜。ティラピアはくさみがあるとも聞きますが、今回のソテーではほぼ気になりませんでした。白ワインによる下処理や、レモンを絞りかけたりするのが効果的だったようです。

こちらは山椒醤油で煮付けにしたもの。脂が少ないためか、パサッとした口当たりで、あまりジューシーに仕上がりませんでした。また、タレが中まで染みていなかったためか、魚くささもちょっと気になります。和風の煮付けには向いていないかな?

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『ティラピア切り身』は、骨や皮を取ってあるので、解凍したらそのまま使えて便利です。オススメはソテーですね。ふんわりジューシーに仕上がり、おいしくいただけますよ。

『ティラピア切り身』のカロリーは?

カロリーもチェックしておきましょう。

ただ、『ティラピア切り身』のパッケージには栄養成分表示が記載されていませんでした。『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』によると、ナイルティラピアは100gあたり124kcal(たんぱく質 19.8g、脂質 5.3g、炭水化物 0.2g、食塩相当量 0.2g)とのこと。つまり全体(1.13kg)では1,401kcal、1切れ(126gと想定)なら156kcalですね。お召し上がりの際の参考にしてください。