2017年の“吉本退社騒動”で本誌の直撃取材に答えていた中田敦彦

　オリエンタルラジオ・中田敦彦が、自身のYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』で、ダウンタウン・松本人志を名指しで批判。その動画が起こした“炎”は収まりそうにない。

　5月29日、「【松本人志への提言】審査員という権力」というタイトルで、『M-1グランプリ』など、あらゆる賞レースで審査員を務める松本を批判した中田。「審査員、ちょっと何個かやめてくれないですか」などと過激発言が何度も飛び出した。

「中田さんは5月3日に放送された『あちこちオードリー』（テレビ東京系）でも、お笑い界の実力者について、もの申しています。

『BIG3』と呼ばれる、タモリ・ビートたけし・明石家さんまについて、『だって、ビッグ3いるじゃないですか？　ビッグ3いるの、おかしくないですか？　ずっと会長が変わらずに、社長が変わらずに、ずーっと部長が入れ替わってるんですよ』と、お笑い界の世代交代が進まない現状を痛烈に批判しています」

　お笑い界の“代謝”について提言を続ける中田。主張は一貫しているようにも見えるが、当の芸人たちからの支持は集まっているように思えない。

「ほんこんさん、霜降り明星・せいやさん、上沼恵美子さんなど、芸人さんたちが続々と意見を語っていますが、中田さんに対する批判が圧倒的に多いのが現状です。

　ついには、1期後輩で、長い交友関係が続いていたチョコレートプラネット・長田庄平さんからも“共演NG”をつきつけられる始末。

　YouTubeやオンラインサロンなどで成功を収めている中田さんですが、芸人にしてみれば“大御所に提言するならお笑いで結果を残してから”という思いが強いのでしょう」（芸能記者）

　たしかに、オリエンタルラジオといえば、賞レースなどで優勝歴はない。

　しかしいっぽうで、相方の藤森慎吾の人望は対照的だ。

「中田さん自身も、藤森さんのコミュニケーション能力をたびたび称賛しています。藤森さんは交友関係も広いうえ、最近では演技力も評価されてドラマなどへの出演も増えています。

　今回の騒動でも、自身のYouTubeチャンネルに、『あっちゃんやってくれたな』と、相方に苦言を呈す動画を即座にアップしています。“あっちゃんに振り回される人”というイメージは以前からありましたが、とはいえ相方を切り離さず、芸能界との関係を構築し続ける、そのバランス感覚が評価されているのでしょう」（同前）

「提言」動画を投稿して以来、不気味に沈黙を続ける中田。“次の一手”は、藤森も注目しているところだろう。