ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】

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セビージャDFホルミゴ相手に実力を示す

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間6月4日のラ・リーガ第38節(最終節)セビージャ戦(2-1)でスタメン出場した。

 後半27分までプレーしたなか、序盤に見せた“高速ドリブル”が反響を呼んでいる。

 ソシエダが1点を先制した前半30分、久保が自陣低い位置でボールを拾うとドリブルを開始。右サイドを駆け上がり、センターライン付近で相手DFディエゴ・ホルミゴと対峙する。一旦ホルミゴを引き付けて足を出させると、自身は一気に加速して置き去りにした。60メートル以上の距離を縦にドリブルで運び、最後は中央の味方へパスを送ったが惜しくも得点にはつながらなかった。

 このシーン以外でも、久保はキレのある動きを披露。前半44分には自身の軸足の裏を通す絶妙ターンでホルミゴを再び翻弄し、観客を沸かせた。後半にはペナルティーエリア内で最大のシュートチャンスを迎えるも、ここは枠を捉え切れず。それでも後半27分に交代でピッチを退くまで、攻守でチームの原動力となっていた。

 そうしたなか、ラ・リーガ日本語版公式ツイッターでも前半30分のドリブルシーンに注目。「#久保建英 選手がサイドを切り裂く高速突破」と題し動画をアップすると、ファンも「相手EL王者だぞ?」「足の運び方が凄い」「ユニフォームも相まってメッシみ増してる」「久保くんはえー」とスピードと技術で違いを見せた久保を絶賛している。

 本人の言動から、来季もソシエダに残る可能性の高い久保。持ち前のドリブルがさらに進化した姿を、見られるかもしれない。(FOOTBALL ZONE編集部)