【MLB】エ軍170キロ右腕が衝撃デビュー「想像よりも余裕あった」 1回2K無失点に自画自賛
メジャー初マウンドに喜びの声
■エンゼルス 6ー4 Wソックス(日本時間30日・シカゴ)
最速105.5マイル(約169.8キロ)を誇るエンゼルスのベン・ジョイス投手が29日(日本時間30日)、敵地でのホワイトソックス戦でメジャー初マウンドに上がった。1点リードの7回に2番手での登板に「アメージングな心境だった」と振り返った。
先頭のボーンにヒットを許すも、その後は2三振を奪うなど1回無失点。降板後は「自分の持っているものを信じて投げた」と無失点投球に喜びの声を上げた。
夢に見た舞台に立ったが「想像していたよりも余裕がある状態で投げられた。自分を信じてストライクを投げたら、上手くいった」と自然体を貫いた。1点差のマウンドには「どんな場面で登板しても、仕事を遂行するだけだ。いい状況で投げることができた。楽しかった」と振り返った。
吉報を受けたのは26日(同27日)の夜だった。フィル・ネビン監督からメジャー昇格を電話で告げられた。22歳右腕のジョイスはテネシー大在学中の2022年に、時速105.5マイル(約169.8キロ)の剛速球を投げて話題になった。その年のドラフト3巡目(全体89位)でエンゼルスに入団。今季は2Aで14試合に投げ0勝1敗4セーブ、防御率4.60の成績だった。
この日は両親と兄弟、さらには彼女とその家族も球場に駆けつけ「試合後にみんなと会えてよかった」と笑顔を見せた。この日は、ホワイトソックスのリアム・ヘンドリックス投手が悪性リンパ腫から復帰登板。初マウンドを終えたジョイスは「本当にクールなことだ。スタンディングオベーションがあった、あの瞬間は素晴らしかった。彼は闘った。尊敬している。素晴らしい光景だった」と感情を表に出した。(Full-Count編集部)