「大江戸線延伸」で新拠点「大泉学園町」再開発計画が始動 沿線まちづくり加速へ
大江戸線延伸予定地のまちづくりが着々と進むようです。
練馬区が大江戸線延伸予定地のまちづくりを推進
東京都練馬区が、都営地下鉄大江戸線の延伸を見据え、新駅となる(仮称)大泉学園町駅周辺のまちづくりを本格化させます 。
大江戸線(画像:photolibrary)。
練馬区は2023年5月9日(火)、「(仮称)大泉学園町駅予定地周辺まちづくり推進業務支援」の受託事業者をプロポーザル方式で選定するため、募集要領を公表。新駅周辺エリア(約1.4ヘクタール)を対象に、まちづくりの検討を深度化させる見込みです。
国の新たな鉄道整備の方向性となる「交通政策審議会答申」に位置づけられた路線において、大江戸線は、光が丘から大泉町・大泉学園町を経由し、JR武蔵野線の東所沢方面への延伸が想定されています。
このうち東京都は2022年2月に公表した「『未来の東京』戦略version up 2022」で、調整が整った路線から順次事業に着手していく方針を示しており、大江戸線延伸に関しても「事業化について協議・調整を進める」としています。都内の延伸部では、練馬区内に(仮称)土支田駅、(仮称)大泉町駅、(仮称)大泉学園町駅の3つの新駅が整備される計画です。
練馬区では新駅予定地周辺において、基盤整備や新たな拠点形成など、延伸を見据えたまちづくりの検討に本腰を入れています。また導入空間となる都市計画道路・補助230号線の整備が進んでいます。
大泉学園町地区では、2016年に「大泉学園町地区まちづくり協議会」が設立。新駅予定地周辺を「西地区」と「東地区」に分け、駅前広場の整備や商業・サービス施設の立地誘導を検討しています。今後は両エリアの一体的な再開発を視野に入れ、事業計画を検討していく予定。2025年度に再開発準備組合の設立を目指しています。