新幹線の自動運転へJR東とJR西が協力 東京〜新潟間で2030年代中頃の実現目指す
いよいよ新幹線の無人運転の取組みが本格化。
E7系/W7系をベースにシステム開発やコスト軽減を検討
JR東日本とJR西日本は2023年5月9日(火)、新幹線の自動運転に向けて技術協力を行うと発表しました。
北陸新幹線(画像:写真AC)。
両社は2023年4月に技術協力に関する覚書を締結。相互直通運転を行っている北陸新幹線用のE7系/W7系をベースに、自動運転の実現を目指してシステム開発やコスト軽減を検討する方針です。今後、2020年代末に上越新幹線の新潟駅〜新潟新幹線車両センター間の回送列車、2030年代中ごろに東京〜新潟間の営業列車でドライバレス運転を目指すとしています。
JR東日本は、ATO(自動列車運転装置)の開発を推進しており、2021年度には新潟駅〜新潟車両センター間で回送列車の自動運転試験を実施しています。JR西日本は2022年度から北陸新幹線の白山総合車両所敷地内で、自動運転機能の評価と課題抽出を目的とした実証実験を行っています。