4月から火曜午後11時台にカンテレ・フジテレビ系全国ネットにて、新たなドラマ枠として誕生する「火ドラ★イレブン」。初めての作品となるのが、突然叔父から、“歌舞伎町のホストクラブ”を相続した桜井ユキさん演じる・本橋久美子が、つぶれかけのホストクラブを立て直していくオリジナルストーリー『ホスト相続しちゃいました』です。

八木勇征さん『ホスト相続しちゃいました』インタビュー

今回は『ホスト相続しちゃいました』で、ホストクラブ『MAJEST(マジェスト)』のナンバーワンホスト・Masatoを演じるFANTASTICSのメンバー・八木勇征さんにお話を伺いました。

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●メンバーからの言葉で安心感をもらった

――出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

八木勇征さん(以下、八木):僕自身、まだまだお芝居の経験が少ないので、今回のお話をいただいたときもすごく興味津々でした。当ててもらった役に対して一生懸命取り組もうと思いました。あとは経験豊富な役者の皆様、僕からするとテレビで見ていた桜井ユキさんや三浦翔平さんと共演させてもらえることが光栄ですし、何より楽しんで、現場の皆さんとこの作品をつくり上げられたらなと思っています。

――本作に出演されることについては、FANTASTICSメンバーの皆さんにお話されたんですか?

八木:しました! (佐藤)大樹くんは、僕が続けていろいろな作品に出演させていただいていることを知ったうえで、「本当に体調に気をつけて無理せず、楽しんでね」と言ってくれて、安心感をもらいましたね。

――八木さんが演じられるMasatoは、『MAJEST』のナンバーワンホストで超絶負けず嫌いで、危険な香り漂う、オラオラ系男子ということですが、Masatoの魅力はどんなところだと思いますか?

八木:Masatoは、我が強いイメージが最初はありました。あとすごく頑固だったり。でも、妹を大事にしているところや家族思いなところがあったり…正直者でピュアな一面もあります。お客さんとして姫をおもてなししているときも、どんどんシャンパン入れさせたりはするんですけど、その分、相手をその時間で幸せにする、ということをしっかり決めているタイプの人だというイメージを持っています。

●演じるMasatoはオラオラ系だけど…

――八木さんが、Masatoと似ているな、と思うところはありますか?

八木:僕はあんまり我が強いタイプじゃないので…(笑)。でも、強いて言うなら、スマホゲームに課金をしてしまうところ…ですかね。気持ちはわかります。別に経済を回そうと思ってやってるわけじゃないんですけど、普通に僕はそのキャラクターが欲しくてやっちゃいます(笑)。

――撮影前には桜井さんや三浦さんと一緒にホストクラブに行かれたとお聞きしました。実際に行かれてみていかがでしたか?

八木:圧巻でした! エンターテインメントでしたね、完全に。僕はアーティストとしてライブもやっていて、演出を自分たちで考えることもあります。つくり手の目線からみてもエンターテインメント性に富んでるな、と思いましたね。

なにより、全力で目の前にいるお客さんを楽しませようという姿勢を感じたので、実際に自分が演じるとなると楽しみな気持ち反面、できるのかな、という不安はもちろんあります。

●もし、自身にキャッチコピーをつけるとしたら?

――普段のパフォーマンスに近いものも感じたんですね。

八木:ジャンルは違えど、人を楽しませる、幸せな気持ちになって帰ってほしいという気持ちは本当に同じだと思うので、その部分は変わらずやろうと思います。

――Masatoはナンバーワンホストということですが、八木さんご自身がナンバーワンになるためのキャッチコピーをつけるとしたら、どういうものにされますか?

八木:うーん……どうしようかな……(笑)。「一家にひとり、俺どう?」

――すごくいいですね!

八木:僕は圧とかはまったくかけられないので、ホストで言うとシャンパンを入れてあげたいって思ってもらえるようなホストになると思います。無理をさせたくない、というのは絶対にあるので、シャンパンを入れさせるために「今日は入れなくていいよ」ってあえて言うんじゃなくて、本気で言います。

――家にひとり、八木さんがいらっしゃったら、読者のみなさんもうれしいと思うんですけど……。

八木:どうですかー、みなさーん(笑)

●思春期は人見知りだった

――読者の中には、八木さんみたいな息子さんが育ったらいいな、と思われるお母さん方もいらっしゃるかと思うんですが、もし、アドバイスをするとしたら、どんなアドバイスをされますか?

八木:いやいや、もうアドバイスなんて僕ができることじゃないですけど…。やっぱりお母さんって、家事があって、食事をつくってくれて、子どもの面倒も見て…って、そこに僕はまずリスペクトしています。

それは自分の母親もそうなんですけど。もう皆さん十分すぎるほど毎日がんばってらっしゃると思うんです。本当にお疲れ様です。ということと、もし、僕みたいな子がいて欲しいなって思ってくれる方がいるんだったら、離乳食でアボカドを食べさせると、僕みたいな子が育つんじゃないかな、と(笑)。

――今もアボカドはお好きなんですか?

八木:めっちゃ好きです! 背も伸びるかもしれないです(笑)。

――ちなみに、どんなお子さんだったんですか?

八木:活発と言えば活発なんですけど、人見知りはあったのかな。最初はなにも考えずにただひたすら自分の感情で動く子どもだったなと思います。小学校高学年ぐらいから少しずつ人見知りが出始めるというか、多分、思春期が人見知りだったのかなと思います。

●どんなことにおいても感謝の気持ちを

――アーティストとして、俳優として、活動が多岐にわたるかと思うのですが、八木さんが俳優として大切にされているのはどういったことですか?

八木:感謝の気持ちですね。本当にお芝居って1人でするものじゃないので、ほかのキャストの方々がいてくださってこそですし、なにより監督さんやスタッフさんがいてくれるからこそです。

これは作品だけじゃなくて、ライブもそうなんですけど、何人もの大人が全力でやってくださるからこそ、成り立っていると思うので、そこに対しての感謝の気持ちだったり、この環境が当たり前じゃないということは、本当に常日頃思うようにしています。

だからこそ、その場に入った瞬間から自分も準備してきたものを100%以上出せるように、それまでの過程を過ごすことが大事なのかな、と思います。

――では最後に、作品を見てくださる方にメッセージをお願いします。

八木:僕が実際に生で見た、エンターテインメントを、お芝居を通してしっかりと伝えられるように精一杯がんばって、それを見た皆さんがホストって楽しそうだなと少しでも興味を持ってくれたら、僕としてもすごくうれしいです。

物語が進んでいくにつれて、桜井さん演じる久美子さんの気持ちの変化も楽しめるポイントだと思うので、皆さんに楽しんでもらえるような作品をつくっていけたらな、と思います。

【作品紹介】

火ドラ★イレブン『ホスト相続しちゃいました』
※カンテレ・フジテレビ系 全国ネット、毎週火曜 後11:00〜後11:30
▼公式サイト◆