おうちクリーニングは、家事えもんこと松橋周太呂さんにお任せ。おうちでできるダウンジャケットのクリーニングの仕方や、冬物衣類のケア術を教えてもらいました。

ダウンジャケットの正しいおうちクリーニング法

ダウンジャケットも、自宅で洗えばさっぱりと汚れが落ちて気持ちのよいもの。乾かしたあとに、縮こまった羽毛を温風でふっくらさせることがポイント。

●(1) 中性洗剤を溶いたぬるま湯で洗う

洗面台のシンクに30℃の湯をはり、おしゃれ着用中性洗剤を溶く。「ここにたたんだダウンを入れ、数回浮き沈みさせながら押し洗いします」

衿元や袖口などについた皮脂汚れは、歯ブラシで軽くこすって落とす。これで汚れが落ちれば(3)へ。

●(2) 目立つ汚れは“あわあわパック”で落とす

歯ブラシで軽くこすっても落としきれないしつこい汚れには、食器用中性洗剤を泡立ててスポンジにのせたの“あわあわパック”が効果的。「ダウンの衿元や袖口は意外と皮脂汚れがつきやすいので、入念に!」

●(3) 湯を替えてすすぎ、洗濯機で約30秒脱水する

シンクの洗剤液を抜き、30℃の流水でダウンについた泡を洗い流したら、湯を再びためてすすぐ。「湯を抜いてダウンを押して軽く水気を取り、洗濯機で約30秒脱水しましょう」

●(4) 柔軟剤を溶いた湯ですすぎ、洗濯機で約30秒〜1分脱水する

再びシンクに湯をためてすすぎ、湯を替えて柔軟剤を溶き、すすぐ。湯を抜いてダウンを押して軽く水気を取り、洗濯機で約30秒〜1分脱水する。

柔軟剤がダウンに直接つかないよう湯に溶いて。「脱水前の水気取りはダウンを小さくたたんで押すとやりやすいですよ」

●(5) 室内で平干しする

100円グッズなどのワイヤーネットを2脚のイスの間に置いて平干し台をつくり、室内で平干しし、扇風機やサーキュレーターで風を送る。「内側に風が入るようにダウンを置くと、より時短になります」

●(6) 完全に乾いたら温風でふっくらさせる

完全に乾いたら、乾燥機に約30分〜1時間かける。「乾燥機がなければ、ドライヤーで温風を送って、ダウンをふっくらさせてもOK!」

袖口からダウン全体に温風を行き渡らせ、ふっくらさせる。羽毛が固まっているところがあれば、温風をかけながら手でほぐす。

【お助け道具】フカフカニナール(ドライヤー)

乾燥機がなくても問題なし!

ひと手間で長もち&快適!冬物衣類のお手軽ケア術

静電気のトラブル解決法や、しまうときの注意点、日頃のケア方法など冬物衣類のいろいろな“どうする?”に答えてもらいました!

●Q.しまったあとはどうする?

週に1度の換気を習慣に

冬物を入れたクローゼットや押し入れは、風通しをよくすることが、カビや虫食いの予防に。「できれば週1回、扉をあけ、扇風機で風を送ることを習慣にしましょう」

●Q.革製品の手入れはどうする?

クリーナーとクリームでケア

冬の間は馬毛のブラシでブラッシング。「しまう前にはクリーニングに出すか、専用のクリーナーとやわらかい布で汚れを落とし、専用の保湿クリームを薄く塗って」