自律神経を乱す「猫背」&「スマホ首」を解消。医師直伝の10秒エクササイズ
背中が丸くなる「ねこ背」やあごの位置がずれてしまう「スマホ首」、放っておくと自律神経を乱す原因になってしまうかも。整骨院の小林篤史先生直伝の10秒ストレッチを紹介! 毎日コツコツ実践してみて。
こんな人は顔出し型ねこ背タイプ
・自然と力を抜いた状態から顔を後ろに引いたとき首元が不快に感じたり、つらく感じる
当てはまる人は顔出し型ねこ背タイプかも。10秒ストレッチで筋肉をほぐしましょう!
顔出し型ねこ背タイプのためのストレッチ「顔引っ込め」
首の骨が前方に伸び、首や肩回りに負担が。顔引っ込めストレッチで頭を背骨の上にのせることを意識づけして。
●STEP1:顔を前に出す
背筋は伸ばし、顔をできるだけ前に突き出す。立って行っても、座って行ってもよい。
●STEP2:顔を後ろに引く
ゆっくり10秒かけて、突き出した頭を背骨の上にのせるように意識して後ろに戻す。
首後ろの筋肉が伸びる感覚があればOK!
こんな人は首なし型ねこ背タイプ
この記事で紹介した「顔出し型ねこ背タイプ」のほか、これまでに紹介した「円背(えんぱい)型ねこ背タイプ」「前肩型ねこ背タイプ」すべてにあてはまる人は、首なし型ねこ首タイプ。それぞれのチェック項目をおさらいして確認を!
3つのタイプすべてのストレッチを実践しましょう。
●円背(えんぱい)型ねこ背タイプ
・自然に立ってバンザイをしたとき両腕が耳の横まで上がらない
●前肩型ねこ背タイプ
自然に立った状態で腕を下ろしたとき
・両手の甲が体の前側に回っている
・両ひじが外を向いている
一緒にやると効果的!ねこ首(スマホ首)のためのストレッチ
スマホの普及で増えてきたねこ首は、あごの位置が前に出すぎたり、引っ込みすぎたりした状態。チェック項目を確認し、当てはまる人はねこ首反らしストレッチを!
●ねこ首チェックテスト
首を曲げ、どこまで上を見られるかチェック。床とあごの位置の角度を確認します。首を痛めないよう、無理せずゆっくりと行って。
・よい(90度〜それ以上)
・やや注意(60〜80度)
・重症(60度)
背中をさわってみて、背骨が2つボコッと出ているところから指1本分下ぐらいの場所(胸椎二番)を支点にして上を向くように意識するとよい。
●ねこ首反らし
肩の力を抜いて真正面を向き、頭を背骨の上にのせるイメージで、あごを後方に引く。そのまま目線をゆっくり上げながら、頭を後ろに倒していく。それ以上曲がらないところで止め、10秒キープ。
頚椎症の人は行わないこと
<ESSE読者が体験>
ストレッチを始めたら、首が思ったよりかたいことに驚きました。毎日続けていると、首を引いたときの違和感を少しずつなくなってきて…。日常生活でも、首の位置を意識するようになりました。(Mさん・東京都・43 歳)