先制するも実らず・鶴丸鹿城西・芦谷原

<春季九州高校野球鹿児島大会:鹿児島城西10−3鶴丸>◇27日◇2回戦◇鴨池市民

 鶴丸は立ち上がり、四球、盗塁、死球で無死一、二塁とすると3番・別枝 昊祐主将(3年)が左前適時打を放って先制。捕手からの三塁送球がそれる間に一走・上野 翔太(3年)も生還し、2点を先取した。

 その裏、鹿児島城西は押し出しで1点を返し、2回はエラーと2番・黒川 虎大郎主将(3年)の左越え二塁打で逆転に成功した。

 3回裏は連続四死球、バントの内野安打で満塁とし、8番・濱田 陵輔(3年)の犠飛、9番・田畑 諒太郎(3年)の右翼線二塁打と続き、1番・山室 天魁(3年)が右翼席に飛び込む3ランを放って、一挙5点を追加した。

 5回、鶴丸は相手のエラーで3点目を挙げたが、鹿児島城西は2死から好機を作って3番・明瀬 諒介(3年)の左前適時打とエラーで2点を加え、点差を7点に広げた。

 投手陣は6回途中まで3人の右腕が7四死球と安定しなかったが、6回途中から投げた4番手・芦谷 原睦(3年)が6、7回を3人ずつで打ち取り、鶴丸の反撃を許さなかった。

(取材=政 純一郎)