映画『レジェンド&バタフライ』に続いて、4月にはフジテレビ系の月9ドラマ『風間公親 -教場0-』の主演が決まっている木村拓哉

 一挙手一投足が注目される木村だが、じつは海外ドラマにも初めて出演している。それが、3月4日から動画サービス『Hulu』で独占配信されている『THE SWARM/ザ・スウォーム』だ。

 同ドラマは、数々のエミー賞受賞歴を誇るプロデューサーである、フランク・ドルジャーが手掛ける連続ドラマシリーズで、深海に生息する未確認知的生物を題材にした海洋SFサスペンスだ。木村は、日本人の慈善家で海洋問題に取り組む“ミフネ財団”の創始者、アイト・ミフネを演じている。

「3月13日現在、配信されているのは第3話まで。木村さんは第3話からの登場となりましたが、メディアは早くも『教場』にフォーカスを当てていて、こちらはあまり取り上げられず“無風”状態。SNSの評価も、あくまで海外ドラマへの感想という枠を出ません。

 Huluといえば、2020年に山下智久さんが出演した『THE HEAD』が思い出されますが、こちらは当時、Huluの週間視聴者数ランキングで総合1位を獲得、月間ランキングでも1位となるなど、話題性がありました。

『THE SWARM』は現在のところ、海外ドラマ部門では1位となっているものの、総合では4位から7位あたりが定位置と、全体的な盛り上がりには欠けている状況です」(週刊誌記者)

 ヨーロッパで制作されていることもあり、ドイツでは配信が始まってからの12日間で1000万以上の視聴を記録するなど、欧州では話題の同ドラマ。これから配信される第4話以降で、木村がどのような立ち回りを見せてくれるかに期待だが……。

「こと日本において、『木村拓哉』という名前を使って、話題を作ることが難しくなってきているかもしれません。

『レジェンド&バタフライ』は製作費20億円、木村さんが織田信長を演じるという話題のなかで公開されましたが、公開から1週で興行収入ランキング首位を明け渡してしまいました。テレビ各局をはしごして、精力的に宣伝活動をしていましたが、その後も順位を落とすばかりで、大成功とは言い難い結果となっています。

“キムタク”ブランドが『教場』の視聴率に反映されることを、テレビ局も祈っているようですが……」(前出・週刊誌記者)

 一方で、長女でフルーティストのCocomi、次女でモデル・女優のKoki,は、そのブランド力をいかんなく発揮している。

「Koki,さんのCM契約料は年間2000万円、Cocomiさんは1000万円といわれています。

 ともにハイブランドのアンバサダーも務め、中国での人気も高く、ファミリービジネスは安泰といえるでしょう」(同前)

“キムタク家の女たち”が、父に代わり大黒柱になる時代も、そう遠くはなさそうだ。