中古住宅の暖炉から発見された52年前のメモ(画像は『Metro 2023年3月1日付「Note in chimney tells couple their house was 100 times cheaper 50 years ago」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット)

写真拡大

先月22日、中古住宅を購入したカップルが自宅のリフォームを行っていたところ、暖炉の中から1枚のメモを発見した。それは52年前にこの家に住んでいた男性が残したもので、当時の家の購入金額や給与などが綴られていたという。カップルは現在、改装中の家のあちこちに未来の住人に向けたメッセージを隠しているところだそうで、「半世紀前に住んでいた人も同じことをしていたことがとても嬉しい」と語っている。英メディア『Metro』『The Mirror』などが伝えている。

【この記事の他の写真を見る】

英ウィルトシャー州ディバイザスで暮らすキャサリン・ステュータリーさん(Kathryn Stutely、49)とパートナーのニールさん(Neil)は2019年、29万2000ポンド(約4774万円)で中古住宅を購入した。

そして今年2月22日、自宅の改装を行っていた2人はレンガで覆われていた暖炉の中から1枚のメモを発見したという。

キャサリンさんは当時の状況をこう振り返った。

「この家には昔ガス火か何かを使っていたようなあまり綺麗とは言えない暖炉があって、そこに薪ストーブでも置いてみようかということになったんです。もう少し暖炉を深く掘る必要があることに気づき、それから数日後にレンガを取り出し始めました。すると瓦礫の中から小さく折りたたまれた紙が出てきたんです。」

「私はメガネをかけていなかったので最初はよく見えなかったのですが、広げてみると明らかに何かが書かれていることに気づき、ニールに読み上げてもらいました。その時、私たちはそれが前の住人からのメッセージであると分かったのです。わざわざ広げて読んでよかったと思いました。そうでなければ他の瓦礫と同じように捨てていたでしょうから。」

このメモが書かれたのは1971年11月21日で、E.C.ピアース(E.C. Pearce)という男性の署名とともにこのように綴られていた。

「この暖炉は1971年9月に私がレンガで作ったものです。私はこの家を3000ポンド(当時のレートで約250万円)で購入したばかりで、300ポンドの頭金と80ポンドの事務手数料、そして週に5.5ポンド(当時のレートで約4600円)を支払う住宅ローンを組みました。現在37歳の私の賃金は時給65ペンス(当時のレートで約540円)で、お小遣いを稼ぐため日曜日は市場に行っています。このメモに興味を持ってもらえたら幸いです。」

過去の住人からのメッセージに感激したというキャサリンさんとニールさんは現在、将来この家に住む人に向けて改装中の家のあちこちにメッセージを隠しているところだそうで、「半世紀前に住んでいた人も同じことをしていたことがとても素敵で、嬉しく思いました」と語っている。

2人はその後、E.C.ピアースさんがどのような人物なのかを知るためにこのメモを地元Facebookグループ「Devizes Issues」で公開し情報を求めた。

すると地元の歴史に詳しいメンバーから連絡があり、次のことが明らかになったという。

「E.C.ピアースさんについて何人かが調査した結果、彼は1950年代に妻のアイリーン・ハントさん(Irene Hunt)と結婚してこの家を買ったユージン・ピアースさん(Eugene Pearce)であることが判明しました。ユージンさん夫妻には3人の子供がいて、私たちはこのほど、ユージンさんの孫娘と話をすることができました。残念ながらユージンさんは2000年に66歳で亡くなったそうで、メモが見つかったことを直接知らせることはできませんでしたが、彼女の母親(ユージンさんの娘)は子供の頃ここに住んでいたことを覚えているそうです。」

そのように語ったキャサリンさんは今後、このメモを保管するつもりだそうで、「メモについて詳しく調べてくれたFacebookグループのみなさんに深く感謝しています」と述べている。

画像は『Metro 2023年3月1日付「Note in chimney tells couple their house was 100 times cheaper 50 years ago」(Picture: SWNS)(Picture: Kathryn Stutely/SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)