夕暮れ前、慣れた様子でベビーカーを押す岡村とその隣を歩く妻。岡村は家庭内では聞き役にまわるようだ

 2月中旬、都内の高級住宅街。両手をポケットに入れて、早口でおしゃべりをする黒髪の美女。その隣で「うんうん」と優しく相槌を打つのは、岡村隆史(52)だ。

「若手のころから、完璧主義で仕事人間。カメラの回っていないところでは“話しかけるな”オーラ全開で、険しい表情をしていました。そんな人が、こんな優しい顔になったなんて…」(芸能記者)

 その原因はもちろん「俺が押す」と言わんばかりに、しっかりと両手で握られたベビーカーの主。1年前に産まれた“天使の子”だ。

「岡村さんは、2020年10月に一般女性との結婚を発表。2022年2月に第一子が誕生しました」(前出・記者)

 長い間独身を貫いてきた岡村の結婚を後押ししたのは、ラジオでの“舌禍”だった。

「2020年4月『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』で、コロナ禍が終息したら『かわいい人がお嬢(風俗嬢)やります』『だから(コロナ禍を)我慢しましょう』と発言。“女性蔑視だ”と、猛バッシングを受けました。この騒動の最中、岡村さんのことをそばで支えたのが今の奥さんだったのです」(同前)

 これまでプライベートについて秘密主義を通してきた岡村。第一子誕生の報告すら、2カ月もの間、相方の矢部にしなかった。しかしその裏で、生活も人間性も、子供の誕生によって一変したようだ。

「本人が『人生観が変わってもうた』と言うぐらい、溺愛していますよ。子供を自慢したいのか、収録前スタッフに『泣き声で子供が何してほしいのかわかるねん』なんて話をしていました。おかげで、今まで極度の緊張感に包まれていた現場は、和やかな雰囲気になりました。岡村さん自身『やっと一人前になれた』と言っています」(番組スタッフ)

“父”として芽生えた責任感は、芸にも影響を与えている。

「岡村さんに『将来の野望ってなんですか?』と聞いたんですよ。そしたら『子供が成人するまでは元気でいたい』って。さらに『じつは以前、本気でハリウッドのオーディション受けたんですよ』と言うんです。お子さんに、俳優として活躍する姿も見せたいのでしょう」(テレビ局関係者)

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