佐野市の金子裕市長は13日、一般会計で524億7千万円となる新年度の当初予算案を発表しました。1市2町合併後として最大の規模となりました。佐野市の新年度の当初予算案は、前の年度と比べ17億6千万円、率にして3・5%増の524億7千万円となりました。

 金子市長は「20年後、30年後を見据えた佐野市の仕組みづくりを着実に進めるための予算」と説明しました。

 主な主な事業としては、脱炭素へのロードマップ作成などの「カーボンニュートラル推進」におよそ980万円を、生活で消費するエネルギーよりも太陽光発電などで生み出すエネルギーが上回る住宅「ゼッチ住宅」取得などに補助金を支給する事業に3600万円を充てました。

 

 また、今月の議会に提出する予定の2つの条例に伴う取り組みとして「健康長寿推進」におよそ130万円を、「シニア地域デビュー推進」におよそ140万円を計上しました。市の伝統工芸「天明鋳」に関する事業も予算化しています。

 

 一方、収入の柱となる市税は前の年度から、およそ9億2000万円増の185億2000万円を、ふるさと納税制度による寄付金は13億円を見込んでいます。