宇都宮市が民間企業と連携して起業家を育成・支援するための組織を立ち上げてから20周年を迎えました。新たな雇用を生み出すなど成果もあり、記念の式典が15日開かれました。

 宇都宮市は経済をけん引する起業家を育成しようと、官民一体となって支援する組織「宇都宮ベンチャーズ」を2002年9月に立ち上げました。この20年、この組織で経営を学んで卒業した企業は42社に上り、それぞれの企業で合わせて600人を超える新たな雇用を生み出しています。

 15日は、これまでの功績をたたえ、さらなる発展に向けた記念の式典が宇都宮市内で開かれました。約100人が参加して開かれた式典では、宇都宮市の佐藤栄一市長や福田富一知事が「宇都宮ベンチャーズから多くの起業家が巣立ち、日本を代表する企業に発展してほしい」などとあいさつ。この後、宇都宮ベンチャーズを卒業した企業が現在の状況などを報告し交流を深めました。