議会の仕組みや役割について知ってもらい関心を持ってもらおうと、宇都宮市議会で14日、特別支援学校の生徒たちが議会を体験しました。

 この取り組みは、市議会の仕組みや役割を理解してもらおうと2016年から行っているもので、今回は宇都宮大学附属特別支援学校の高等部の生徒22人が参加しました。特別支援学校の生徒が体験するのは初めてだということです。

 生徒たちは議長や議員と市長、副市長など市の執行部の役に分かれて、実際の議会と同じ流れで議案の採決までを行いました。まず、市長役の生徒が、スポーツなどを気軽にできる場所を作るため公園の建設費用を予算に入れることを提案しました。続いて議員役の生徒4人が「広い面積の公園を作るには税金を多く使うことになり、子育て支援などを優先する方がいいのでは」や「食事ができるようにするとよいのでは」などと質問をしました。それに対し副市長役や都市整備部長役の生徒らが「本当に必要な設備だけを整備する計画にして費用を減らす努力をしました」などと答弁しました。

 最後に採決が行われ、賛成の議員が起立し賛成多数で可決されました。