3月3日の「ひな祭り」を前に、鹿沼市の中心部では町を挙げてひな祭りを盛り上げようと「おひな様めぐり」が行われています。

 鹿沼市観光協会は毎年この時期に、市内の公共施設や店舗、個人の家などでひな人形を公開してもらい、ひな祭り気分を楽しみながら市街地を巡ってもらおうと催しを行っています。

 今年で14回目の開催ですが、新型コロナの影響でおととしはWeb上だけの開催。去年は展示はしたものの見学の制限がありましたが、今年は3年ぶりに制約のない開催となりました。今回は市立図書館をはじめ、まちの駅新・鹿沼宿や店舗など、33カ所で市民から寄せられた豪華できらびやかなおひな様を見ることができます。それぞれの会場では江戸時代の貴重な人形から昭和、平成までの、各年代の自慢のひな人形や市内の人形店が手がけた草木染のひな人形、ガラス製のものまで見ることができます。

 「まちの駅新・鹿沼宿」では7段飾りが3つ陳列されているほか、千羽鶴のつるし飾りが豪華さを添えています。また、「屋台のまち中央公園」には市内の手芸教室「布豊かざり」の生徒による、ウサギをモチーフにしたひな人形が並んでいます。

 鹿沼のおひな様めぐりは3月5日まで開かれています。