芳賀町の八雲神社では11日、恒例の太々神楽に地元の小学生が登場し会場を盛り上げました。

 太々神楽に挑戦したのは芳賀東小学校の郷土芸能クラブの児童たちです。芳賀東小学校では去年11月に地域の伝統文化を学ぶという社会の授業でこの地に伝わる太々神楽を児童たちが見学しました。

 6年生で郷土芸能クラブの小口太都さんはその舞を見て興味を持った児童の1人です。11日は岩戸之舞という舞台で天児屋根命を演じました。岩戸之舞は太陽の神が岩戸の奥に隠れてしまった際にどうにかして出てきてもらおうとほかの神々が奮闘する話で天児屋根命は祝詞を奏上する重要な役です。練習期間は1カ月ほどでしたが小口さんは青い着物を着て最後まで堂々と演じきり見事、舞台を成功させました。

 このあと小口さんを含む6人の児童がガラまきに参加し訪れた人たちを楽しませていました。

 芳賀東小学校は今後も伝統を後世に伝えるため地域とのつながりである太々神楽に協力していきたいとしています。