ドーピング違反で4年間活動停止の名古屋FWシュヴィルツォクが母国の古巣に半年契約で加入、1年間の延長OP付き

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ポーランドのザグウェンビェ・ルビンは10日、元ポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(30)が完全移籍で加入することを発表した。

契約期間は2023年6月30日までとなり、1年間の延長オプション付きとのことだ。

ポーランド代表としてもプレーしたシュヴィルツォクは、ポーランドのポロニア・ビトムで2011年7月にキャリアをスタート。2012年1月にはドイツのカイザースラウテルンへと完全移籍したが、2012年7月にレンタル移籍でポーランドのピアスト・グリヴィツェへレンタル移籍を経験する。

その後、カイザースラウテルンに戻ると、ザヴィシャ・ブィドゴシュチュ、グルーニク・ウェンチナ、GKSティヒ、ザグウェンビェ・ルビンとポーランド国内を転々とすると、ブルガリアのルドゴレツへと完全移籍。その後、ピアスト・グリヴィツェへ完全移籍し、2021年7月に名古屋グランパスへ完全移籍で加入した。

名古屋では、明治安田生命J1リーグで14試合7得点、YBCルヴァンカップで3試合1得点、天皇杯で2試合1得点、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で2試合3得点を記録。2022シーズンはエースとしての働きが期待された中、2021年12月10日にアジアサッカー連盟(AFC)の規律・倫理委員会にて、ドーピング違反疑惑が指摘。2021年10月17日に行われたACL準々決勝の浦項スティーラース(韓国)との試合で行われたドーピング検査で、A検体から禁止物質が検出されていたとされた。

シュヴィルツォクはB検体の検査結果が出るまで2022シーズンのプレーが禁止されていたが、B検体からも禁止物質が検出。AFCからは4年間の活動禁止処分が下されていた。

この決定を受けてシュヴィルツォクは経緯を説明。サプリメントが理由だとし、禁止物質が含まれているとは書かれていないと説明。また、AFCの審理にも疑惑があり、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴するとしていた。

どうやらCASへの上訴が実ったようで、今回の移籍が実現。5年ぶりに古巣へと復帰することとなった。

シュヴィルツォクはクラブを通じてコメントしている。

「ザグウェンビェと契約できてとても嬉しい。僕はここに初めて来た時は短い時間だったが、その時のことはよく覚えている。ファンと同様に、僕にとっても同じ気持ちだ」

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