鹿沼市の佐藤信市長は10日、一般会計で417億4千万円となる新年度の当初予算案を発表しました。過去3番目となる大型の予算規模になりました。

 鹿沼市の新年度の当初予算案は前の年度に比べ5億4千万円、率にして1.3%増え417億4千万円となりました。老朽化した粗大ごみ処理施設の改修工事費や南摩ダムの建設に伴う観光交流拠点施設の建設費などを盛り込み、過去3番目の規模となりました。

 佐藤市長は「花と緑と清流のまち笑顔あふれるやさしいまちの具現化へ向けた未来投資型予算」と説明しました。

 主な重点事業としては、「全てのこどもが安心して成長できるまちづくり」におよそ7億4千万円を充てています。内訳は子育てに不安を抱える家庭の子どもに食事や学習支援をする場を提供する子どもの居場所づくりに1390万円、ヤングケアラーにヘルパーを派遣する事業に200万円などです。南摩ダム建設に伴い、農村レストラン及び温泉付きキャンプ場をメインとする地域活性化の拠点施設整備におよそ14億5千万円を計上。また、鹿沼インター産業団地の整備におよそ4億5千万万円を、粗大ごみ処理施設改修工事におよそ7億5千万円を予算化しました。