豪華絢爛(けんらん)な金の製品が展示・販売されるイベントが宇都宮市内の百貨店で開かれています。

 宇都宮市の東武宇都宮百貨店で開かれている「大黄金展」です。今年のえと、ウサギのオブジェが出迎える会場には、約1000点、合わせて数十億円にもおよぶ金の製品が所狭しと並んでいます。会場に入ってすぐのところにある1億1千万円相当の金塊は、実際に手に取り持ち上げることができます。

 仏像のほか、大判や小判などバラエティー豊かな品が肩を並べる中、気になる最高額の商品は黄金のすき焼き鍋、値段は9240万円です。もちろん実際に火にかけて使えるということで、おいしいすき焼きが食べられそうです。

 一方で売れ筋の商品というのが、黄金の「おりん」です。澄んだ音色と長い余韻が特徴で、心地の良い音は1分間ほど続きます。担当者によりますと、金の相場は右肩上がりで資産継承の選択の一つとして金の製品に注目が集まっているということです。

 東武宇都宮百貨店の「大黄金展」は14日まで開かれています。