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 今週土曜午後に開催されたブンデスリーガ第7節、FCアウグスブルクとのバイエルンダービーでは、バイエルン・ミュンヘンは0−1で、今シーズン初となる敗戦を喫することとなった。試合終了後、トーマス・ミュラーは「失望している」と、おそらくこの状況にもっとも的をいた発言をしており、「勝ち点が何よりも重要」という状況下において、「4試合連続で勝利を収められない事に呆然としている」と言葉を続けた。「今の気候はまさにピッタリさ。どんどん暗くなってきているよ。」

 特にバイエルンに暗雲が立ち込めている理由の1つが決定力不足であり、「たくさんのチャンスを作り出してはいるのだけど、でも、それを決めきれなければ今日のように勝ち点なんて得られるものではないさ」とドイツ代表。逆にアウグスブルクでは今冬加入のメルギム・ベリシャの移籍後初得点が決勝点となり、リーグ戦では3試合連続ドロー立ったバイエルンは遂に、今季初となる敗戦を喫してしまったのだ。

 ただ逆にバイエルンでもミュラーが指摘するように、マヌエル・ノイアーも「初ゴールに迫っていた」。最後の2つのコーナーキックでは、ノイアーはキミヒからのクロスを頭で捉えており、特2度目はかなり良いものをみせていたが、相手GKラファエル・ギキーヴィツがミュラーも唸る電光石火のセービングをみせて阻まれ、リロイ・サネ、サディオ・マネ、ジャマル・ムシアラらと共に、最後までポーランド人の牙城を崩すには至らなかった。