(株)バニーフーズ(TDB企業コード:201827572、資本金1000万円、神奈川県鎌倉市材木座6-5-26、代表高橋暢人氏)は、8月3日に横浜地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は山野健一郎弁護士(藤沢市藤沢1015-17、ふじさわ法律事務所、電話0466-53-7813)。債権届け出期間は9月5日までで、財産状況報告集会期日は11月9日午後1時40分。

 当社は、1983年(昭和58年)創業、86年(昭和61年)1月に法人改組。弁当や総菜、オードブルの製造販売を手がけ、鎌倉市、逗子市、葉山市を商圏として、学校や役所、一般法人向けのデリバリー販売を主体に店舗販売を行っていた。「お客さまに感動してもらう」をコンセプトに、得意先の要望にあわせた細やかな対応で顧客基盤を拡大、また障害者雇用にも注力するなど障害者福祉サービスにも積極的に取り組む企業としても知られ、2015年10月期の年売上高は約3億1300万円を計上していた。

 しかし、大口取引先との取引縮小、同業他社との競合などから売り上げは減少傾向で推移し、2020年10月期の年売上高は約1億6400万円まで減少。固定費や配送コストの増加もあって収益性も低調となるなか、その後も業況は改善せず、2021年6月末に本店兼店舗を閉鎖していた。

 なお、関係会社の(株)ラビー(TDB企業コード:967933967、資本金500万円、同所、同代表)も同様の措置となった。

 負債は現在調査中。