ヴァイラー監督の後を引き継いだ岩政新監督。「鹿島のサッカーがどういうものかを構築するのが必要」と意気込む。写真:徳原隆元

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 一緒に仕事をした時間は短かったが、それを無駄にはしない。

 鹿島アントラーズは8月7日、フットボールにおける現状と今後の方向性について協議した結果、今季就任のレネ・ヴァイラー監督と双方合意のもと契約を解除。翌日、岩政大樹コーチの昇格が発表された。

 新指揮官は9日のオンライン取材で「いろんな面で戸惑いもある」としつつ、「時間は待ってくれない。週末に向けて良い準備をしていきたい」と語った。
 
 そして同日、自身のツイッターを更新。前任者への想いを綴った。

「レネヴァイラーは、強烈で、天然で、面白い人でした。彼が伝えてくれたものはきっとヨーロッパのスタンダード。それを知ることができたことは、クラブにとっても私にとっても大変学びとなりました。彼に信頼してもらえたことは私にとって大きな自信となりました。いつか必ずスイスに会いに行きます」

 その“学び”を次にどうつなげていくか。目ざすは「パッショナルなサッカー。強度が高く、スピーディで、熱量のこもった」スタイルで、リスタートを切る。40歳指揮官の手腕に注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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