地震や豪雨など、全国各地で増えている災害。「災害は避けられないものですが、備え次第で減災することはできると思います」と話すのは、現在50代・整理収納アドバイザーの瀧本真奈美さん。今回は、瀧本さんが日頃から備えているものや、防災への考え方を教えてもらいました。

50代暮らし上手の災害への備え6つ

このところ続いている災害。「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、できればさまざまな災害にある程度対応できる備えをしていたいものです。

自宅療養や入院にも便利な使い捨て下着<写真>

私が2016年頃から少しずつ揃え始めた「備え」、現在の状況と考えていることをご紹介します。

 

●1. 家族分+αの防災食と水

内閣府の防災情報ページでは、3日分の食料と水の備蓄が推奨されています。

つい3日分という部分が目に留まりますが、3日分でいいという訳ではなく最低限3日分と説明がされています。

もしも今までにない広範囲の地域が被災地になった場合、過去の災害よりも物資が届くまでにかなりの時間を要するのではないかと考えているので、1週間ほどは耐えられる量を備蓄しています。

そして、近くに住む家族やご近所の方などに対しても、少しでも譲ることができればと考えて、「家族分+α」としています。

 

●2. ポータブル電源

わが家は、オール電化住宅。停電になってしまったら生活ができない状況になります。ずっと気になりながらも後回しにしてきたポータブル電源を、やっと昨年末に購入しました。

停電になったとき、車中泊になったとき、さまざまな場合を想定して備えています。次に備えたいと考えているのがソーラーパネルで、計画を立てて少しずつ揃えています。

 

●3. 使い捨ての製品

使い捨ての食器などはもちろん多めに揃えていますが、もしコロナの自宅療養になった場合にも使えるようなものも用意しています。

使い捨ての下着は、災害時はもちろんですが、自宅療養になり洗濯物をあまり出したくないときにも役立ちます。急な入院時に使ってとてもよかったというレビューを見かけたので、そうした目的からも購入を決めました。

50代、突然やってくるのは災害だけではなく、入院の場合もあります。そのとき、自分や家族が困らないためにもある程度備えています。

●4. 1人1つの防災リュック

玄関に置いてある防災用の収納棚に1つ、寝室を出たところ1つ、合計2つの防災リュックを備えています。夫用と私用、それぞれがきちんと背負って小走り程度の動きがスムーズにできるかどうかを定期的に確認しています。

体力も落ちてきて、以前は持てたものも負担に感じてしまう年齢。いざというときにきちんと背負えて逃げられるかを、これからもきちんとチェックし、中身の調整をしていきたいと思います。

 

●5. どの電池でも点灯する懐中電灯

懐中電灯は、単1〜単4までどの電池でも1本で点灯するものを備えています。いざというとき、使える電池がないということにならないよう、そして流通する電池が不足しても慌てないように、1本で点灯するものにしました。シンプルな見た目も気に入っていて、玄関にそのまま置いています。

 

●6. なにが必要かを常に考える

日常の中でなにが必要かなと想像をするようにしています。愛犬と一緒では避難所に行けないことも想定して、外で生活をするには? 車の中で生活をするには? と、さまざまな場面で必要になるものを考えています。

2016年から6年かけて、コツコツと備えてきたものは、ほかにもたくさんあるため、また別の記事でもご紹介できればと思っています。

 

災害は避けられないものですが、減災にすることはできると考えています。今回は備えについてご紹介しましたが、今後も減災についていろいろとまとめていきたいです。