4人家族で食費月2万3000円。無理なく続くコツは「あえての現金管理」
「お金がたりない」「今月ギリギリ…」と、給料日目前に慌ててしまうなんてことがあるはず。そこで、節約に関する情報を発信しているインスタグラマーの海老原葉月さんに、給料日前後のルーティンを教えてもらいました。
給料日前食費ゼロ円生活で収入減でも年100万円貯められる
育ち盛りの子ども2人(長男9歳、二男7歳)を含む4人家族で、食費月2万3000円を無理なく実現するという、驚きの家計管理を実践する海老原葉月さん。その給料日前後のルーティンにはどんな工夫がされているのでしょうか?
●給料日前後のメリハリでピンチに負けない家計に
毎月食費2万円台をキープしている海老原さん。
「結婚当初は家計に無頓着で、食費は月8万円ぐらい使っていました。ところが、6年前、夫の給料が半分近くにダウン。暮らしを見直す必要に迫られたんです」
海老原さんがまず着手したのは、家の中の整理整頓。冷蔵庫やストック品などの収納を見直し、ムダが出ないよう徹底しました。
「食材のロスがなくなり、ムダ買いが激減。また、給料日前はものを買わず徹底的に引き締める代わり、給料日後は予算に余裕をもたせて買い物をするなど、メリハリをつけて管理し、ストレスがないようにしています。今の方法に落ち着いてからは、突然の出費や収入減にもあわてず貯蓄できる家計になりました」
赤字ゼロ!ストレスゼロ!ロスゼロ!3つのゼロが続く給料日ルーティン
ムダのない、赤字の出ない家計管理をストレスなく続けている海老原さん。その秘密は給料日前後に行っているルーティンにありました!
●【赤字ゼロ】お金はあえて現金管理
予算を守ることを重視して、お金は目に見える現金管理に。
「食費と生活雑費の予算を1000円札にし、週ごとに分けてじゃばら式ケースへ。これなら、使えるお金が明確です」
●【赤字ゼロ】買い物メモでムダ買い防止
スマホのメモによく買う食材や調味料のリストをつくり、在庫がなくなったり、次回買いたいと思ったものにチェックを入れます。
「この方法ならダブり買いも買い忘れも防げます」
無理のない家計管理ルーティンなら続けられる
がんばらないとできない家計管理では、ストレスがたまって続けられなくなってしまうことも。無理をしないことが続く家計管理のポイントです。
●【ストレスゼロ】無買と爆買いのバランスが重要
給料日前は買い物ゼロですが、給料日直後は予算を多めにして、食料だけでなく、大好きな生活雑貨を一気買い!
「思いっきり買い物を楽しめる日もあるからこそ、ストレスなく続けられます」
給料日前はなにも買わないので、家計簿も毎月最後の週は0円。
●【ストレスゼロ】家計簿を記入したあとは、マネー会議で家族もストレスフリーに
家計簿を書き込んだら、子どもも交えてマネー会議。「同じ予算でファミリーパックのアイスを買うのと、好きなアイスを少しだけ買うのとどっちがいい?などを相談。自分で決めたことなら、子どもも納得してくれます」
●【ロスゼロ】とにかく食品ロスを出さない
使いきれず捨てるのがいちばんのムダ。
「すぐ使わない食材は夕食の支度のついでに、使いやすく切ったり小分けにしたりして冷凍保存。冷凍ストックがあれば毎日の料理も時短に」
●【ロスゼロ】収納を見直して今あるものを把握
節約のため整理収納アドバイザーの資格を取得した海老原さん。
「洗剤やシャンプーなども在庫がすぐわかるように洗面所下に分類して収納。買い忘れも買いすぎも防げます」