東京の様々な街ゆくおしゃれさんのファッションをイラストで紹介する「東京おしゃれ図鑑」。今回の舞台は、「ナチュラルおしゃれ上級者多し・代官山」。おしゃれなイラストがインスタで20万人超のフォロワーに愛されているヤベミユキさんが描きます。

代官山で見つけた!ヴィンテージミックスなおしゃれさん<東京おしゃれ図鑑vol.8>

代官山のシンボル的存在である「代官山蔦屋書店」をはじめ、洗練されたブティックやカフェ、レストランなどが建ち並んでいて、ゆったりと街歩きを楽しめる代官山。
猛暑に入る直前のキラキラとした夏の日差しを楽しめたこの日は、シアーシャツや夏ワンピなど、皆さん涼しくリラックス感のある着こなしを楽しんでいました。

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6月下旬
最低気温 21℃ 最高気温 30℃
晴れ

30代、ヴィンテージアイテムをナチュラルに

代官山駅から「代官山蔦屋書店」に向かっている通りで見かけたのが、ナチュラルカラーのコーデにひと癖あるバッグがポイントになっていた彼女。

コットンガーゼとシルクのスカートは風合いがよく、偏光パープルのプリーツバッグも一点物らしい雰囲気で、ヴィンテージなのかそうでないのか解らない感じがいい。

 

●ヘアは革ヒモでまとめるのがおしゃれ!

タイトにまとめたひとつ結びには革ヒモが巻かれていて、細部までおしゃれです。

この革ヒモアレンジ、代官山女子にかなり多く見られ(革ヒモ以外に、リボンや細いバレッタで仕上げる人も!)ナチュラルでありながら細部までおしゃれがぬかりないのが代官山女子らしさをよく表していました。

洋服もあまり奇抜なカラー使いを見かけず、黒やブラウン、ベージュなどベーシックなカラーを上手く使っている方が多かったです。


50代、レトロワンピはスポーツミックスで

代官山蔦屋書店で見かけたのが、ドラマチックなバラ柄のヴィンテージワンピースが目を引いた50代の方。

ワンピースリラックス感のあるシルエットではなく、体をきれいに見せてくれる細身のシルエットで昭和レトロな雰囲気。栗色のレトロなボブヘアもすてきです。

さらにうなってしまったのが、ナイロン素材のスポーツバックや黒のデジタルウォッチなどハズしの効いた小物使い。
大人がヴィンテージファッションを楽しむときはこういったバランスを参考にしたいものです。

 

●全身トレンドではなく、ヴィンテージや「好きなもの」を取り入れる

ところでこの方も含め、代官山のおしゃれさんの足元はトレンドのスポーツサンダルでもプラットフォームでもなく、プレーンなフラットサンダルが多かったのも印象的でした。
ただトレンドを追うのではなく、自分の好きなものを着る(しかもさり気なく)という代官山のおしゃれパッションを感じた一日でした。

 

すっかり代官山の雰囲気に感化された私。
なんだか自分もすてきな人になれるような気がして、代官山蔦屋書店に半日も居座り、読めもしない外国のアート本を買って帰ったのでした。

次回の「東京おしゃれ図鑑」もお楽しみに。

「東京おしゃれ図鑑」は街ゆく人のファッションをヒントに独自のアレンジを加えて掲載しております。