とにかく暑い今年の夏は、少しでも涼しく過ごしたいもの。そこで、活躍するのが100円ショップの冷感グッズです。今回はライターの高木沙織さんがダイソーの「クールタオル」を実際に試してみてくれました! 330円のタオルの実力はいかに…?

ダイソーで見つけた“高冷感”のタオルを使った感想

とにかく暑い今年の夏。屋外で過ごす時間に、暑さでクラクラしたり、汗が止まらなくなったりするのは、「悩ましい…」を通り越して、「危険なレベル」。しかし、外に出なくてはいけないシーンはあるわけで…涼感グッズを上手に取り入れたりして、対策を取っていきたいところですよね。

そこで今回注目したのは、ダイソーで見つけた「クールタオル」の高冷感タイプ。冷感のさらに上をいく“高冷感”…! はたしてどのくらい暑さをしのぐことができるのでしょうか。

●330円のダイソー「クールタオル」って?

暑い日に「涼」を感じるための方法のひとつとして、体のなかを循環する血液を冷やすことが挙げられます。たとえば、こめかみのあたりや手首、ひじの内側、足のつけ根。それと首。このような皮膚が薄い場所を冷やすと、効果的にクールダウンできると言われています。

しかし、保冷材を使うと冷たすぎるし、普通のタオルを水に濡らしただけでは、すぐに生温かくなってしまいますよね。そんなときに役立ってくれそうなのが、ダイソーの「クールタオル」です。

【商品スペック】

商品サイズ:20cm×100cm 内容量:1個入/色:ピンク・ブルーの2色展開/材質:複合繊維(ナイロン ポリエチレン)50%、ナイロン50%

「クールタオル」は、水に濡らして絞ったあと、振ってから使用する涼感グッズです。
暑い日に体の露出している部分に巻いたり、運動時に使用したりすると、ひんやり感を得られるだけでなく、乾いたまま巻くだけでも、冷たさを感じられる高冷感生地が使われているそう。

広げてみると、一般的なタオルよりもやや長め。生地は薄くてツルッと、サラッとしています。

そして、触れるとかすかにひんやり…!

使用方法に書かれているように、水で濡らしてみると、その冷たさが増してまさに高冷感! 一般的なタオルと比較してみると、明らかに違いがあるのがわかります(個人の感想です)。これは実際に体に巻いたときのひんやり感に、期待が高まります。

●涼しい屋内で振ってから巻くと、いい感じ!

「クールタオル」の使い方は、「水で濡らして絞り、“振って”から体に巻くだけ」と、とても簡単です。

これと言って巻く場所に決まりはないようですが、やはり首に巻くのが太い血管があり、効率的に体をクールダウンさせることができそう。洋服を着ているときでも露出していて巻きやすそうでいいですよね。

詳しい使用方法やお手入れ方法、使用上の注意は、ポーチについている取り扱い説明書をお読みください。

それでは、早速巻いてみます。

水で全体を濡らした「クールタオル」をよく絞り、バサバサッと振ったら、肌に触れる面積が広くなるように大きく生地を広げて、ピタッと密着させます(濡れているため、密着感が高いので、苦しくならない程度にゆとりを持たせて!)。

あとは、首のまわりにクルッと巻きつけたら、着用完了。あっという間です。

生地が衣類に触れない巻き方をすると、濡れたり、湿ったりせずよりよいかもしれません。お好みの巻き方をしてみてください。

肌に触れたときの「これは!」というひんやり感は、百聞は一見にしかず。ぜひ体験してもらいたいです。

スーッと熱が引いていく心地よさは、体温だけでなく暑さによるイライラまでも静めてくれます。しかも、接触後すぐに生温かくならず、冷たさがしばらく持続するところも優秀!

それでも、時間が経って温まってしまったり、使わなくなったりしたときは、付属のポーチにしまって、首や肩にかけておけば、鞄のなかを濡らすこともなく安心です。

再度使用したいときは、水で濡らせばひんやり感が戻ってきます。ちなみに、筆者のお気に入りの使い方は、濡らした「クールタオル」を扇風機の前や冷房が効いた涼しい部屋で、広げて振ってから体に巻きつける方法。

これが想像以上にひんやりとしていて、とくに汗をかきたくない、家から駅までの“行き”の徒歩10分の道のりの不快感が大幅に減! 風が吹くと、サーッとしたなんとも言えない心地よさがあります。

気温や体感温度によって、水で濡らす、もしくは乾いたまま使うと2通りの使用方法が選べるところもいいですよね。

今年の夏は、まだまだ危険な暑さが続くことが予想されています。涼感グッズを使ったり、できるだけ体に負担をかけないような過ごし方をしたりして、元気に乗りきりましょう!