在宅時間が増えて、花やグリーンを楽しむ時間がぐっと長くなりました。花ビンをたくさん買いたしたという人も多いのでは? 今回はライフオーガナイザーで一級建築士、インテリアコーディネーターの資格も持つ大塚彬子(あこ)さんに、花ビンの収納テクニックを教えていただきました。100円ショップのアイテムだけでつくれるので必見です!

花ビンは寝かせて並べる。ワンアクションで出し入れ可能に

生活空間に花やグリーンを飾ると癒されるもの。おうち時間を豊かなものにしてくれます。大塚さんも、自宅では常に花を飾っているそうです。

<写真>花ビンを倒せば、食器棚にもすっきり収納

「花ビンが好きなので、惹かれるものを見つけたらつい買ってしまうことも多いですね。高さ13センチ程度で口が広いものがいちばん使いやすく重宝していますが、大小バリエーションをつけてコレクションしています」

 

●花ビンはかさばるアイテム!収納場所をとります

花ビンは、背の高さはもちろん素材や直径までひとつひとつ違います。しかも食器などとは違い、重ねて収納することが難しいためとてもかさばるアイテム。

「そこで、私は思いきって横に寝かせて収納しています。しまっている場所はキッチン背面の開き戸収納です」

「背の高い花ビンは、そのまま収納しようと思ったらかなり広い収納スペースが必要です。倒れないように、カゴなどに入れておくことも多いですよね。それだと出し入れに手間もかかります」

そこで有効なのが、寝かせて収納すること。

「このスペースの下2段が花ビン収納です。寝かせておけば、収納スペースの高さを抑えることができるうえ、倒れて壊れる心配もありません」

100円のブックエンドと耐震マットでコロコロを防止

花ビンは横に寝かせると、今度は収納の中でコロコロと転がってしまう心配が。そこで大塚さんは、仕切りとしてブックエンドを活用しています。

「ブックエンドを置き、耐震マットで固定すれば、それぞれの花ビンに合わせた収納スペースをつくることができます。どちらもダイソーで購入しました」

 

●花ビン収納は出しやすさ優先。転がらずストレスなし

耐震マットのおかげでブックエンドがズレることなく、ストレスフリー。収納する花ビンが変わっても、何度でも貼り直せるためムダがありません。

大塚さんは、小ぶりの花ビンもカゴなどにまとめず直置きで収納。出し入れのアクションをできるだけ少なくし、一目で見渡しやすいようにしています。

「花ビンの収納場所は扉の中なので、収納ボックスで隠して見た目をきれいに整えなくてもOK。出し戻しやすさを重視しました」

 

大塚さんはキッチンを収納場所にしていますが、パントリーに設けた棚やほかの開き戸収納家具でも応用できそうです。

花ビンの収納に困っている人は、大塚さんのアイデアをぜひ試してみてくださいね。