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 7日に行われた二軍・巨人対DeNA戦。「7-11」で巨人が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ4年目・25歳の高橋優貴の危険球退場だった。

 先発した高橋は初回先頭のDeNA・粟飯原龍之介に、カウント「0-1」からスライダーを投じる。しかし、この球は粟飯原の頭部に向かう完全な抜け球となり、顔を背けてよけようとした粟飯原の後頭部に直撃。粟飯原はあお向けの状態でその場に倒れ込んでしまった。

 これを見た審判はすぐにマウンドに近寄りながら、一塁側・巨人ベンチ方向を右手で指差すジェスチャーで高橋に危険球退場を宣告。また、粟飯原も担架で運ばれ負傷交代となり、その後向かった病院で頭部打撲と診断されたことが試合後に報じられた。

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 両チームにそれぞれ退場者が出た高橋の危険球退場を受け、ネット上には「粟飯原の選手生命を脅かしかねない酷すぎる失投だ」、「試合開始早々あんなところに抜け球投げるのは話にならない」、「退場後に9人も中継ぎ出す羽目になったし、二軍首脳陣としても大迷惑だろこれ」といった批判が寄せられた。

 また、「今日に限らず、最近制球めちゃくちゃ乱れてるけど大丈夫なのか?」、「内部事情は分からんが、何らかの理由で投球フォームが狂ってるんじゃないのか」、「このなま制球難が続くようなら野球人生も危うくなってくるのでは」と今後を心配するコメントも多数見られた。

 「高橋は7日を含めた直近5登板(5月29日、6月5・12・21日、7月7日)で『22.0回15失点・被安打25・四死球17』と、約1か月制球難に苦しんでいます。また、この間に登板した一軍・中日戦(6月28日)でも『4.2回1失点・被安打8・四球1』と、最少失点ではあるものの打ち込まれていました。制球難の理由としては表に出ていない故障で投球フォームが乱れている、『これ以上四死球は出せない』などとメンタル的に追い込まれているといった要因が考えられますが、今回の危険球退場でさらに制球難が悪化するのではないかと懸念しているファンも少なくないようです」(野球ライター)

 試合後の報道では、危険球退場について何かコメントしたとは特に伝えられていない高橋。わずか2球で終わったこの日の投球をどのように捉えているのだろうか。

文 / 柴田雅人