守備でも貢献できるハフィーニャ photo/Getty Images

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チェルシーやバルセロナ、アーセナルといったビッグクラブから狙われているブラジル代表FWハフィーニャ。チェルシーとリーズはクラブ間で合意に至りながらも、ハフィーニャ本人がバルセロナ行きを望んでいるという報道も出ている。

もしハフィーニャがバルセロナへ移籍した場合、昨季は主にFWウスマン・デンベレが務めた右ウイングの位置に入るはず。一方のチェルシーはトーマス・トゥヘル監督が3バックを採用しているため、右ウイングというよりは2シャドーの一角として起用される可能性が高いだろう。

しかし、英『The Mirror』はハフィーニャのウイングバック起用について言及。同じくチェルシー行きが噂されているマンチェスター・シティのFWラヒーム・スターリングについても触れ、両者がウイングバックにも対応できるはずだと主張。特にハフィーニャは全く問題ないとしている。

マルセロ・ビエルサ監督時代のハフィーニャは、英『Sky Sports』の取材で自らのプレイスタイルについて話しており、同メディアはそのコメントを紹介。彼の守備意識の高さが窺える。

「最近の自分の役割として、攻撃で違いを生み出すだけでなく、守備でも責任感を持たなければならないんだ」

「サッカーを始めてからずっと、前に走り、後ろに下がるという激しいプレイが好きだった。教授(ビエルサ監督)のリーズのプレイスタイルは、僕のプレイスタイルにとても合っていると思う」

「自分の長所であるスピードやボールを扱う能力を考えると、攻撃で見せるような貢献を守備でもしなければならないという意識を、常に持つことが重要だ」

ハフィーニャがシャドー、ウイング、ウイングバックの3つ全てに対応できるとなれば、トゥヘル監督の戦術の幅も広がることだろう。本人はバルセロナ行きを望んでいるようだが、これまで培ったスキルを存分に発揮したいのであれば、チェルシー行きも魅力的な選択肢の一つとなるはずだ。