「南野拓実は失敗作じゃない!状況の犠牲者」リヴァプール地元紙が指摘

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リヴァプールからモナコへの移籍が正式に決まった日本代表FW南野拓実

地元紙『Liverpool Echo』は、リヴァプールでの南野をまとめた長文の記事を掲載した。

南野はレッドブル・ザルツブルクに所属していた2019年のCLでリヴァプール相手に活躍。その直後、代理人がリヴァプールに逆オファーをもちかけたが、「リヴァプールのスターたちはザルツブルクとの2試合を終えると、自分たちを恐怖に陥れた南野を獲得するようにクロップに要請した。すでにその時点で取引が進んでいることを彼らは知る由もなかった」とか。

また、同紙はこうも綴っている

「間違ったタイミングでの正しい移籍。

もし、南野がサディオ・マネやナビ・ケイタと同じようにザルツブルクとリヴァプールの中間点を経験していたなら、レッズでの物語は終わっていなかっただろう。

マネと同時期に退団するのではなく、彼の代役になれていたかもしれない。

だが、(2020年1月に)リヴァプールはチャンスを見出し、ギャンブルに出た。そして、2年半後、2つのトロフィーと825万ポンド(13億円)の利益がもたらされた。

南野は失敗作ではなかったことが証明された。

南野は2つの優勝メダルとともに去るが、その胸には悔しさの思いがある。

それでも、彼は胸を張って堂々と退団することができる。リヴァプールではその状況の犠牲者になったに過ぎない」

マネやケイタのようにザルツブルクとリヴァプールの中間レベルでプレーした経験があれば、状況は違っていたと指摘。

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それでも、リヴァプールでは難しい状況にあっただけで、決して失敗ではないと締めくくっていた。