ソシエダ移籍が注目されている久保。(C) Getty Images

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 ここにきて浮上してきたのが、久保建英のレアル・ソシエダ移籍だ。マジョルカでの2回目のレンタルを終えたレフティは、保有元のレアル・マドリーにいったん戻るかたちとなるが、復帰する可能性は皆無に等しい。

 レンタル先でアピールできなかったうえ、そもそもヴィニシウス・ジュニオールのスペイン国籍取得が遅れ、3つしかない「EU圏外選手枠」に空きがないためだ。

 スペインの大手紙『AS』などが報じたところによれば、その日本代表MFをレンタル・ソシエダが狙っているという。同紙が6月24日に報じた最新の記事では、昨夏と2年前の夏にも久保獲得のオファーを出したという“ラ・レアル”は、すでにマドリー側と接触。完全移籍での獲得を目論んでいるようだ。

「(ソシエダは)レアル・マドリーで自分の居場所を作れずに4回目の夏を過ごした後、久保が考えを変える時期かもしれないと考えている」と記事は綴っている。
 
 ただ、マドリー側はまだ21歳の久保を完全に手放したくはないようで、あくまでレンタルでの譲渡を考えている。

『AS』紙は「交渉は簡単ではない」としつつも、「両当事者の立場を考えると、最終的には、買取オプションを付けて、1シーズンのローンで締結するのは、不合理ではない」と“落としどころ”を伝えている。仮に1年後に売却した場合でも、マドリーお得意の“買い戻しオプション”が付けられる可能性もある。

 近年は安定して上位に食い込み、新シーズンにはヨーロッパリーグにも出場するソシエダ。攻撃的なスタイルという点でも、久保にとっては理想の新天地に思われるが、果たして交渉は成立するか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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