【前園真聖コラム】第401回「日本代表のスピードタイプFWを分析する」
7日のスコットランド・リーグ第36節でセルティックの古橋亨梧と前田大然がともにゴールを挙げました。また4月30日にはドイツ・ブンデスリーガでボーフムの浅野拓磨が2アシストを決めています。スピードタイプの日本人FWはそれぞれ調子を上げています。
今年のカタールワールドカップに誰が選ばれるか、興味深いところです。結局は森保一監督の使い方ということになるのでしょうが、実際のところ、古橋、前田、浅野は少しずつタイプが違っています。
古橋はこの3人の中で一番足下の技術があると思います。そして狭いスペースでもうまくボールを受けられます。前田はこの3人の中では最もスピードがあるでしょう。相手にスペースがあるときに、その速さが生きるタイプだと思います。
また、古橋と前田は前線からの守備でハイプレスやプレスバッグでの貢献もあります。浅野はフィジカル的に強く3人の中では1番インテンシティが高いといえます。
もっとも3人ともスピードタイプという意味では同じです。FWのバリエーションを考えると本当はポストタイプもほしいところでしょうが、そうなってくると大迫勇也以外は上田綺世しかいません。それに日本は過去も含めてこれまでポストタイプを置いていないので、ここは3人の誰かがトップに入ることも十分に考えられます。
本大会まで誰が好調を維持できるかで選考は変わってくるはずです。また、今年は大会に登録できる人数の枠が広がるという話もありますので、3人のうち1人だけが選ばれるということはないかもしれません。
ただそれでも激烈な代表生き残りレースであることは間違いありません。6月には3人でレベルの高い争いを見せてくれることを期待します。
(撮影:岸本勉/PICSPORT)
今年のカタールワールドカップに誰が選ばれるか、興味深いところです。結局は森保一監督の使い方ということになるのでしょうが、実際のところ、古橋、前田、浅野は少しずつタイプが違っています。
また、古橋と前田は前線からの守備でハイプレスやプレスバッグでの貢献もあります。浅野はフィジカル的に強く3人の中では1番インテンシティが高いといえます。
もっとも3人ともスピードタイプという意味では同じです。FWのバリエーションを考えると本当はポストタイプもほしいところでしょうが、そうなってくると大迫勇也以外は上田綺世しかいません。それに日本は過去も含めてこれまでポストタイプを置いていないので、ここは3人の誰かがトップに入ることも十分に考えられます。
本大会まで誰が好調を維持できるかで選考は変わってくるはずです。また、今年は大会に登録できる人数の枠が広がるという話もありますので、3人のうち1人だけが選ばれるということはないかもしれません。
ただそれでも激烈な代表生き残りレースであることは間違いありません。6月には3人でレベルの高い争いを見せてくれることを期待します。
(撮影:岸本勉/PICSPORT)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。