春の交通安全運動が6日から始まり、交通事故防止を徹底する活動が栃木県内各地で行われています。宇都宮市内の交差点では13日、警察官たちが横断歩道における正しい交通ルールの徹底をドライバーに呼びかけました。

宇都宮市陽東3丁目交差点で、宇都宮東警察署の署員ら約20人が信号待ちをしているドライバーへ配布しているのは「横断歩道は止まろう」にかけてその名も「止まロールパン」。13日は「止まってくれない栃木県からの脱却」を目指す強化日に指定されていて、警察官たちは正しい交通ルールを説明しながら止まロールパンを配っていました。

JAF(日本自動車連盟)による調査で栃木県は信号機のない横断歩道における車の一時停止率が2018年に全国ワースト1位になりました。その後は、啓発活動の効果もあり一時停止率は年々向上していて2021年は全国平均を0.6ポイント上回る31.0%で全国22位となっています。

県警は今後も「止まってくれない栃木県からの脱却」を目指し、マナーアップの呼びかけを続けていきます。