益子町長選挙 新人の広田氏が初当選 保守分裂の戦い制す
任期満了に伴う益子町長選挙は10日、投票が行われ新人で元町議会議長の広田茂十郎さんが保守分裂の一騎打ちで現職を破り初当選を果たしました。
広田さんは67歳。2007年から益子町議会議員を4期務め議長も経験しました。
公約に、コロナ禍の今はイベントの開催より生活再建政策、町が計画する15億円の図書館建設計画の見直しなどを掲げました。
そして「町民の声を聞く政治」、『町にあるものを生かす』町政をと訴えました。
広田さんは前回の選挙では現職の大塚朋之さんの選対幹事長を務めましたが、今回たもとを分かち保守分裂の激しい選挙戦を展開。
支援した町議は大塚陣営が8人、広田陣営が7人と町を二分する戦いで広田さんは町政の刷新を訴えて現職を破り初当選しました。
現職の大塚さんは道の駅ましこの順調な経営や0歳児からの保育料無償化など4期16年の実績を強調しましたが及びませんでした。
投票率は前回2018年の61.86%を2.27ポイント上回る64.13%でした。