「静かな生活を送るのが大好きだから…」とジム・キャリー

写真拡大

ジム・キャリー(60)が最新作の映画出演を最後に、俳優業からの引退を考えていると告白した。米TV番組のインタビューに応じたジムは「静かな生活をするのが好きだ」と明かし、俳優業については「もう十分にやった」と悔いのないことを伝えている。

【この記事の動画を見る】

ジム・キャリーが米TV番組『Access Hollywood』に出演し、自身が出演した最新映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(原題:Sonic the Hedgehog 2)』のプロモーションを行った。

現地時間3月31日に配信した動画では、インタビュアーのキット・フーバーが「米カントリー歌手ドリー・パートンが自身の伝記映画で、音楽パートナーのポート・ワグナー役をジムに演じて欲しいと望んでいる」と伝えた。

ジムはその話を興味深く聞いていたが、突然「僕は引退するんだ」と告白したのである。キットが「本気なの?」と聞くと、「まあ、多分ね。これについては、かなり真剣なんだ」と答え、こう説明した。

「場合にもよるけど。もし天使が金色のインクで書かれた台本を持ってきて、それが人々にとって本当に重要なものになると言ってくれれば、この先も続けるかもしれない。だけど僕はひと休みするんだ。」

ジムは、プライベートではキャンバスに絵を描いたり、スピリチュアルなことをするなど静かな生活を送るのが大好きだと述べた後、現在の心境をこのように明かした。

「僕は今、こう感じている。この気持ちは他のセレブが口にするのを決して聞くことはないだろう。それに僕は十分にやった。やり尽くした。もう良いということなんだ。」

その後ドリー・パートンの伝記映画への出演について聞かれると、ジムは「その時には、いつでもドリーと話すつもりだよ」と言い、「ドリーは僕にとって、想像以上に大きな別世界のような存在だから」と加えた。

ジムは今年公開の映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』以降、映画への出演予定は空白のままだ。

キットが「あなたの才能は素晴らしいわ。これからも私達を笑わせて、笑顔にし続けてくれることを願うわ」と伝えると、ジムは「僕は何があってもこの世界に居続けるつもりだ。僕達は自分が知る以上に世界に影響を及ぼしている。だけどそのために、複数の仕事を掛け持ちする必要はないんだ」と答えた。

ジムは1990年代に米スケッチコメディー番組『イン・リビング・カラー』でブレイク後、映画界に進出。『マスク』『エース・ベンチュラ』『マジェスティック』など数多くのヒット作に出演している。

(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)