栃木県が編成している新年度の当初予算案について県議会の4つの会派は25日、福田富一知事に要望書を提出しました。

県の新年度の予算編成について会見した4会派すべてが新型コロナウイルス対策を最重点項目として福田知事に要望しています。

最大会派のとちぎ自民党議員会は81の重点事業でおよそ2127億円を組み入れ、このうち2020年の東日本台風からの復旧や交通事故や特殊詐欺の対策などにおよそ40億円の上乗せを求めています。

民主市民クラブは感染拡大に対する中小企業支援、カーボンニュートラルの取り組みについてなど27項目を要望しています。

公明党栃木県議会議員会は医療提供体制や検査体制の整備のほか、今年10月に県内を舞台に行われるいちご一会とちぎ国体・とちぎ大会の成功に向けた取り組みについてなど32項目を求めています

県民クラブは感染対策と経済活動との両立を図るため予防に重点を置くことなど27項目を要望しています。