冬季国体は25日に2日目を迎え、ショートトラック成年女子500mで栃木県スポーツ協会所属の山浦美和子選手が優勝を果たしました。

24日の1000mでまさかの準々決勝失格。山浦選手は今年始めに「勝っても負けても北京オリンピック、とちぎ国体まで」と現役にピリオドを打つことを決意していました。

会場では母の真由美さんがラストレースを見守ります。

得意の500m、山浦選手はスタートから先頭に立ちレースを有利に進めます。

スポーツ専門員として栃木に来て2年。今シーズンのワールドカップにも出場した実力者は45秒897で見事に優勝。最後の最後、栃木で大輪の花を咲かせました。

成年男子1000mチャンピオンの齋藤慧選手は25日の500mで2冠を狙いました。

母の美奈子さんは「平昌オリンピックでドーピングを疑われ、気持ちがどん底だった時に助けてくれたのが栃木だった」と齋藤選手の胸の内を代弁します。

レースは「スポーツ専門員として3年間競技を続けた栃木のために」という思いにあふれた積極的なものでした。

しかし、最後の直線でまさかの転倒で4位。しばらくぼう然、頭を抱える齋藤選手。

それでも1000m優勝とともに栃木県選手としてしっかりと結果を残しました。

ショートトラック、そのほかの主な結果です。成年男子5000mリレーで栃木は5位に入りました。

少年男子500mで宇都宮商業2年の並木碧飛選手が予選を突破し準々決勝まで進みました。

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