栃木県の南西部から群馬県の東部にかかる両毛地区の活性化を目指し足利銀行と群馬銀行が24日、連携協定を締結しました。

協定の調印式は群馬県桐生市のホールで行われ、足利銀行の清水和幸頭取と群馬銀行の深井彰彦頭取が協定書に署名しました。

協定では両行の競争は維持しつつ両毛地区を中心とする商圏が重なるエリアで地域の産業活性化や課題解決、顧客サービス向上に協力しながら取り組みます。

両行はこれまでもキャッシュカードを互いのATMで使えるようにする連携をしてきましたが、業務全般で連携するのはこれが初めてです。

両毛地区の人口はおよそ80万人で自動車関連産業が集積し、県内でも有数の経済圏を形成しています。

その一方で少子高齢化やコロナ禍を経た新たな経済活動への対応など、ここにきて環境が大きく変わりつつあります。

こうした中で両行のノウハウを共有し地域企業の成長支援や事業継続などについて連携していくということです。