新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、他県との境に位置し日常的に人の往来がある足利市と佐野市が24日、情報共有の迅速化などを求め栃木県に要望書を提出しました。

福田富一知事に要望書を提出したのは、足利市の早川尚秀市長と佐野市の金子裕市長です。

足利市と佐野市からなる安足地域は通学や通勤、買い物など群馬県との県境を越えた往来が日ごろからあります。

一方、それぞれの市に住む人の新型コロナウイルスへの感染が群馬県で確認された場合、市が情報を把握するまでに数日の間が空いてしまい対応が遅れるという課題がありました。

要望書では群馬県との連携を強め、陽性者の確認や感染経路など迅速な情報提供を求めています。

また、5人以上の感染を確認した場合は速やかにクラスターの認定をし、早急に情報提供をするよう要望しています。